小林製薬のMBO報道、株価上昇はなぜか、TOBとの違いについて

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

2024年8月30日に文集オンラインで、小林製薬(4967)がMBOによる非上昇化する噂があると報じたことにより、小林製薬の株価は上昇し、現在1株5600円となっています。

MBOとは、TOBとの違い。

おそらくは、MBO(Management Buyout)とは、M&Aの手法の一つとされ、会社経営陣が、自らの株式や一部の事業部門を買い取ることを通じて経営権を取得する方法です。

TOB(take over bid アメリカでは、tender ofter)とは、公開企業の支配権や経営権の取得及び強化を目的として株式の買付価格、期間、株数などを公告し、取引所外で大量に買い付ける手法で、KDDIが、ローソンを三菱商事他の共同経営のためと上場廃止のためにローソンの株式に対して行った事やケンタッキーの上場廃止し、経営するためにカーライルグループが行ったことなどが、最近ではありました。

MBOとTOBは、ともにM&Aの手法の一つですが、売却先(買い手)が、MBOは、売却先の経営陣で、TOBは、第三者です。

TOBは、上場している企業の株式を取得するために行い、MBOは、上場、非上場を問わず、実行されます。

非公開化(非上場化)MBOのために経営陣がTOBをする事があります。

MBOは、株主などからの意見を取り入れて経営を進める必要がなく、中長期経営ができる利点や敵対的TOBを避けることができるメリットがありますが、株式による資金調達や既存する株主との売却額による対立などのデメリットもあります。

大正製薬もMBOを行っております。

小林製薬がMBOをする報道が流れた株価上昇したのか?

今回の報道は、小林製薬による紅麹サプリ問題による対応の甘さなどにより、投資家や世間のイメージダウンとなり、株価下落した事が関係していると思います。

香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントが現在、小林製薬の株を5.20%取得しており、オアシスによる創業家へのガバナンス圧力が高まると予想され、TOBをする可能性も私の個人的な考えですが、かなり低い確率ですが、あると思います。

MBOする目的は、創業家以外の株主の圧力を回避する目的だと思います。

創業家がオアシス以外の異なるファンドと組んでMBOを行う可能性を文集オンラインでは,報じており、この報道により、株価上昇すると予想した投資家たちが、小林製薬の株を買ったと思います。

この事により株価上昇したと思われます。

そして、この先の小林製薬の株価は大きく値動きをすると考え、まだまだ上がると思い、小林製薬の株を購入すると先に買っていた投資家や既存の株を持つ投資家が利確や損切りにより株を売ってしまい、株価下降する可能性もあるので、今から買おうと考えている方には、リスクが高いと思われ,慎重な判断が必要と思います。

しかし、最終的な判断は個人の判断でお願いします。

今回の報道により値動きが激しくなるのは予想されるのは確かで、これからの動向や報道に注視する事より、株を買わなくても報道によるチャートの動きを知る事で、投資の勉強にはなると思います。

:引用元:UFJFG 文春オンライン

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