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脳の解剖生理の覚え方を簡単解説。

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脳の解剖はなかなか覚えにくく、整理がつかないことが多いと思います。

とくに医療系学生や若手医療従事者は、なかなか頭を悩ませる難題といえます。

私は、診療放射線技師として20年以上、現場で仕事をしています。

現場でも活かせるようにまずは、覚える解剖とできたら働きとそれぞれのつながりを覚えることで、患者の症状から脳卒中の部位が予測できる場合もあるはずです。

熟練の方には大した内容ではないです、間違っていたり、違うと思う方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

大脳基底核を覚える事。

普通に考えれば、前頭葉や後頭葉など大脳から覚える事がセオリーと思いますし、それは間違っていません。

ですが、私の経験上、現場で活かすのであれば、脳梁体をしっかり把握する事です。

大脳基底核は脳の司令塔といっていいほど大切な場所で、血管も豊富で、脳卒中の好発部位(特に視床と被殻)といえます。

大脳基底核を詳しく覚えなければならないですが、ここでは、大まかな事を覚えて、細かくは少しずつ覚えることが重要と思います。

引用元:Akira Magazine

大脳基底核

視床

脳の左右に1つずつ存在する大脳皮質と脳幹、小脳を結ぶ中継核で、視覚、聴覚、体性感覚などの感覚情報や、運動情報、情動情報などを処理し、大脳皮質に伝達します。

そして栄養血管は、後大脳動脈から派生して出てきています。

視床はとくに大切な部位で、脳卒中になると様々な症状が出ますが、後大脳動脈からくる脳梗塞の場合は、後頭葉にも影響し、資格に異常をきたす場合が多いと現場にいるときは思いました。

被殻

大脳基底核の出力核の一つです。視床からの情報を受け取り、大脳皮質や脳幹に運動情報を伝達します。

被殻は、中大脳動脈から派生してきた動脈が栄養血管で、運動情報を伝える役割から特にこの部位の脳出血の場合、失語と学習能力の欠如から同じ内容を繰り返し、話すことがあり、その場合は、被殻に病変がある場合が、多かったです。

尾状核

大脳基底核の入力核の一つです。大脳皮質からの情報を受け取り、被殻や視床に伝達します。

主に栄養血管は前大脳動脈だったと思います、私の経験上、被殻と視床に比べてこの部位の脳卒中が少ないイメージです。

脳梁体は、これらの構造体と密接に連絡し合い、運動、学習、記憶、情動などの機能に関与しています。


大脳基底核の主な機能

  • 運動制御:視床からの情報を受け取り、大脳皮質や脳幹に運動情報を伝達することで、体の動きを制御します。
  • 学習と記憶:大脳皮質からの情報を受け取り、視床に伝達することで、学習と記憶に関与します。
  • 情動:視床からの情報を受け取り、大脳皮質に伝達することで、情動に関与します。

大脳基底核の障害

脳梁体に障害が起こると、以下のような症状が現れることがあります。

  • 運動障害:体の動きがぎこちなくなったり、麻痺したりする。
  • 学習障害:新しいことを覚えにくくなったり、集中力が低下したりする。
  • 記憶障害:記憶力が低下したり、物忘れが多くなったりする。
  • 情動障害:感情が不安定になったり、うつ状態になったりする。

脳梁体の位置を覚えてからその周りの部位を覚えていくと一緒に仕組みやつながりもわかってくると思います。

そして血管の流れや名前を覚えることもスムーズにいくと考えます。

例えば、後大脳動脈が、視床に栄養を送り、後頭葉に栄養を送る事を覚えると視床と後頭葉は視覚の働きに関与しているので、それも一緒に覚えることができます。

これは大雑把な例ですが、このように解剖を覚えるのに部位、血管、機能を別々に覚えるのではなく、血管の流れる先にある部位を覚えて機能を覚えると症状がある患者を診ると疾患部位の予想する事ができるようになります。

この記事は、私の経験の元、お話ししているだけで、参考程度に思っていてください。

現場にいる上司や指導者と食い違いがあれば、そちらを優先してください。

引用元:ウィキペディア Akira Magazine

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