11/17頃にパナソニックホールディングスが、Apolloグローバルマネジメントのグループ会社とパナソニックオートモーティブシステムズの事業に関して共同パートナーとなる事に合意したと発表がありました。
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社やApolloグローバルマネジメントは，どんな会社かを簡単に解説します。
この記事は，私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社とは
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社（以下、パナソニックオートモーティブシステムズ）は、2022年4月1日にパナソニック株式会社の車載関連事業を統合して発足した、車載部品やシステムの開発・製造・販売を行う会社です。
強み
- 家電事業で培った技術力とノウハウ
パナソニックは、家電事業において、世界トップクラスのシェアを誇る企業です。この家電事業で培った技術力とノウハウは、車載部品やシステムの開発においても大きな強みとなっています。
具体的には、車載ディスプレイやカーナビゲーションなどのインフォテインメントシステム、ADAS（先進運転支援システム）などの安全運転支援システム、車載充電器などの電動化関連システムにおいて、高い技術力とノウハウを有しています。
- グローバル展開
パナソニックは、世界中に製造拠点や販売拠点を有するグローバル企業です。このグローバル展開は、車載部品やシステムの開発・製造・販売においても大きな強みとなっています。
具体的には、世界各国の自動車メーカーと密接に連携しながら、それぞれのニーズに合わせた製品やサービスを提供しています。
- M&A戦略
パナソニックは、近年、M&A戦略を積極的に推進しています。このM&A戦略により、車載部品やシステムの開発・製造・販売において、新たな技術やノウハウを獲得しています。
具体的には、2022年には、ドイツの車載部品メーカーであるフィコサ・インターナショナルを買収しました。これにより、ADASや電動化関連システムの技術力を強化しています。
課題
- 競争激化
自動車業界は、電動化や自動運転などの技術革新が進む中で、競争が激化しています。パナソニックオートモーティブシステムズも、これらの技術革新に対応するために、さらなる技術開発や投資が必要となります。
- 収益性
パナソニックオートモーティブシステムズの収益性は、近年、低迷しています。これは、車載部品やシステムの価格競争が激化していることが原因と考えられます。パナソニックオートモーティブシステムズは、収益性の改善に向けて、コスト削減や新規事業の拡大などの取り組みを進めています。
Apolloグローバルマネジメント
アポロ・グローバル・マネジメントは、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く、世界有数のプライベート・エクイティ・ファンド（投資ファンド）です。1990年に、投資銀行ドレクセル・バーナム・ランバートのM&A部門の元幹部によって創業されました。
主に、以下の3つの投資戦略を展開しています。
- 企業買収：既存の企業を買収し、経営改善や成長戦略の実行を通じて、投資リターンを追求する戦略です。
- 不動産投資：不動産を取得・開発・運用することによって、投資リターンを追求する戦略です。
- インフラストラクチャー投資：インフラストラクチャー資産（道路、橋、鉄道、空港、水道、電力など）を取得・運用することによって、投資リターンを追求する戦略です。
アポロ・グローバル・マネジメントは、これまでに、世界各国の企業や資産を買収・投資してきました。その投資先には、以下のような企業や資産が含まれます。
- 企業：ヤフー、ADT、インジェニコ・グループ、Griffin Capital Company, LLCなど
- 不動産：マンハッタンのオフィスビル、ロンドンの高級ホテル、ラスベガスのカジノなど
- インフラストラクチャー：道路、橋、鉄道、空港、水道、電力など
アポロ・グローバル・マネジメントは、運用資産額が世界最大級のプライベート・エクイティ・ファンドです。
アポロ・グローバル・マネジメントは、今後も、世界各国の企業や資産への投資を通じて、さらなる成長を目指しています。
パナソニックオートモーティブシステムズはApolloグローバルマネジメントを共同パートナーに
以下の2つの理由が考えられます。
- アポロ・グローバル・マネジメントの投資戦略
アポロ・グローバル・マネジメントは、企業買収を通じて、投資リターンを追求する戦略を展開しています。
パナソニックオートモーティブシステムズは、家電事業で培った技術力とノウハウ、グローバル展開、M&A戦略を強みに車載部品やシステムの開発・製造・販売において、高い成長 ポテンシャル を有しています。
アポロ・グローバル・マネジメントは、パナソニックオートモーティブシステムズの成長 ポテンシャルに着目し、共同経営を通じて、さらなる成長を促すことで、投資リターンの向上を目指しています。
- パナソニックの経営戦略
パナソニックは、2022年4月に経営戦略を「創る人、創る社会」に刷新しました。この経営戦略では、家電事業や住宅事業などのコア事業の強化に加え、車載部品やシステム、ヘルスケアなどの成長事業の拡大を図っています。
パナソニックオートモーティブシステムズは、パナソニックの成長事業の柱の1つです。
しかし、電動化や自動運転などの技術革新が進む自動車業界において、さらなる成長を実現するためには、さらなる投資や経営資源の投入が必要となります。
パナソニックは、アポロ・グローバル・マネジメントとの共同経営を通じて、パナソニックオートモーティブシステムズの成長を加速させ、成長事業の拡大を図ることで、グローバル展開や新規事業の拡大などの経営戦略の実現を目指しています。
アポロ・グローバル・マネジメントは、パナソニックオートモーティブシステムズの成長戦略の実行や、経営の効率化・改善などを通じて、投資リターンの向上を目指します。
なお、パナソニックは、共同経営後も、パナソニックオートモーティブシステムズの株式の過半数を保有し、引き続き、経営に関与していきます。
個人的な思考ですが
パナソニックは、相当の覚悟で、今回の道を選んだと思います。
技術やノウハウの流出は、厳しくパートナー契約で盛り込むと考えますが，やはり、避けれない部分はあります、そしてアメリカ政府との駆け引きも増えると思うので、相当苦労するかと個人的に思います。
でもこの先に明るい未来があるといえます、世界と渡り合える以上になって欲しいです。
株の購入などを考えている方は、許容リスクを考えて慎重に考え、ほかのサイトなども参考にし、ご自身の判断で、株の購入を考えてみてはよいと思います。
この記事はbradの質問を参考にし、作成しました、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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