S&P500と全世界株式の投資信託は、どちらも長期的な資産形成に適した投資商品として人気があります。
この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
S&P500のメリットとデメリット
- 米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動した投資ができる
- 米国株式市場の約80%をカバーしており、分散効果が高い
- 信託報酬が安価な商品が多い
S&P500投資信託のデメリット
- 米国株式市場に偏った投資になる
- 新興国やその他の国や地域の株式への投資機会を逃す可能性がある
全世界株投資のメリットとデメリット
- 世界中の株式市場に投資できる
- 分散効果が高く、リスクを抑えやすい
- 新興国やその他の国や地域の成長を取り込むことができる
- 運用会社により国の比率が少し違ったり、業種、通貨などの比率もふくめて構成されている。
全世界株投資信託のデメリット
- S&P500投資信託に比べると、信託報酬が高くなる可能性がある
- 各国の株式市場の動きによって、値動きが大きく変動する可能性がある
それぞれの過去3年間の成績
過去3年間の成績
2020年から2022年までの過去3年間の成績を見ると、S&P500投資信託のトータルリターンは約70%と、全世界株投資信託のトータルリターン(約60%)を上回っています。
ただし、この成績は過去のデータに基づくものであり、将来の成績を保証するものではありません。また、各投資信託の信託報酬やその他の費用も考慮する必要があります。
どちらがより良いのか?
どちらの投資信託がおすすめか
どちらの投資信託がおすすめかは、投資家の投資目的やリスク許容度によって異なります。
例えば、三菱UFJアセットマネッジメントのeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の場合は、アメリカが62.3%、日本が5.5%など先進国が89.3%、中国、台湾、インドなど新興国が10.7%が、構成比率となっています。
ほかの運用会社も同じような比率といえますが、オールカントリ―の中にアメリカの比率が、半分以上であり、アメリカの停滞の影響は大きいという事になります。
これらの事から
- 米国株式市場への投資に主軸を置き、長期的な資産形成を目指す場合は、S&P500投資信託がおすすめ。
- 世界中の株式市場に投資し、分散効果を高めてリスクを抑えつつ、新興国やその他の国や地域の成長を取り込みたい場合は、全世界株投資信託がおすすめ。
- 新興国企業は、米国企業の主要なサプライヤーや販売先であることが多いため、新興国企業の業績向上は、米国企業の業績(S&P500)にもプラスの影響を与える可能性があります。
全世界株式は、個人的な考えですが、含まれている国などの景気後退でリスクを受ける可能性も考慮する必要はあり、アメリカの構成比率が、5~6割を占める事からS&P500の方が、良いのではと思います。
新興国に投資をするなら後に紹介する投資信託を取り入れて分散投資する形でもよいと思います。
また、どちらの投資信託を選ぶにしても、定期的な積立投資を継続することが大切です。
新NISAのつみたて投資枠に入れてみても良いと思います。
ドルコスト平均法の効果で、価格変動リスクを抑えつつ、長期的な資産形成を進めることができます。
全世界株式と相関関係が低い投資信託。
- 新興国株式
新興国株式は、先進国株式と比べて、経済成長率が高く、リスクが高い傾向があります。
そのため、全世界株式と比べて、相関関係が低くなる傾向があります。
インドの投資信託とアフリカとの違いの記事↓
- 小型株
小型株は、大型株と比べて、経済規模が小さく、リスクが高い傾向があります。
そのため、全世界株式と比べて、相関関係が低くなる傾向があります。
- テーマ型投資信託
テーマ型投資信託は、特定のテーマに関連する企業に投資する投資信託です。
例えば、環境・社会・ガバナンス(ESG)に配慮した企業に投資するESG投資信託や、テクノロジー関連企業に投資するテクノロジー投資信託などがあります。
テーマ型投資信託は、全世界株式に含まれる企業とは異なる企業に投資するため、相関関係が低くなる傾向があります。
- 不動産投資信託(REIT)
REITは、不動産を投資対象とした投資信託です。
株式市場とは異なる動きをする傾向があるため、全世界株式と比べて、相関関係が低くなる傾向があります。
- コモディティ投資信託
コモディティ投資信託は、原油や金などのコモディティに投資する投資信託です。
株式市場とは異なる動きをする傾向があるため、全世界株式と比べて、相関関係が低くなる傾向があります。
S&P500と相関関係が低い投資信託
全世界株式とあまり変わりませんがそれ以外に以下のものがあります。
- 日本株式
日本株式は、アメリカの株式市場と比べて、経済規模が小さく、リスクが高い傾向があります。
そのため、S&P500と比べて、相関関係が低くなる傾向があります。
- 欧州株式
欧州株式は、アメリカの株式市場と比べて、経済規模が小さく、リスクが高い傾向があります。
全世界株式も含めて相関関係は、あくまでも過去のパフォーマンスに基づく統計値であり、将来のパフォーマンスを保証するものではありませんが、指標の一つといえます。
投資信託の見極めるポイントはこちら↓
運用会社の記事は↓
許容リスクを考えて慎重に考え、ほかのサイトなども参考にし、ご自身の判断で,投資信託の購入を考えてみてはよいと思います。
この記事はbradの質問を参考にし、作成しました、最後まで読んでいただきありがとうございます。
Googleのポリシーを遵守して運営しております。
ポリシー違反のご指摘は、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡ください。