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X線単純腹部臥位撮影でも小腸の様子はいろいろと予想できます。

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X線単純腹部臥位撮影を撮影し,診断によく用いられていますが,最初からCTだけで良くないかと思う方もいらっしゃると思います。

実際、CT撮影時に位置決め画像(トポ、スキャノなどと言い方もありますね。)を撮影するのでそれで賄える部分があります。

腹部臥位撮影(レントゲン)の撮影方法のポイントについて

ブッキー台で撮影が多いと思いますので、恥骨結合がしっかり入って撮影したいので、できれば恥骨結合を触りたいですが,できない場合は,どちらかの股関節大転子の少し芦川にあるので大転子より1指分下をカセッテまたはフラットパネルの下縁にすれば、恥骨結合がしっかりと入りますが,足が大きい方などは、さわれない事があるので腸骨上縁をセンターラインにすれば、恥骨結合が画像下より少し余裕がある状態になりますので、KUB撮影の時は腎臓が、かけないように気をつけてください。

腹部臥位撮影は、ガス像の状態がおよそ把握できる事が大きいメリットです、CTでもできますが,一枚の画像で把握できるのはとてもみやすいと思います。

小腸ガスの状態を観察する事によりイレウスや他の疾患が隠れているのか,正常なのか、その辺りの事を精査までは難しいですが,およその状態は把握できると私は思ってます。

主な小腸ガス像のサインは,全長3mm以上の大きさ、不規則な形状、全体にわたって存在する、この3つのいずれかがある場合は,小腸ガス貯留や液体貯留などの小腸疾患を疑ってよいとおもいます。

また、大腸ガスの不規則な形状も大腸疾患の可能性は否定できません。

大腸ガスが、上行結腸だけない場合または、横行結腸のみない場合などは、胆嚢炎、膵炎、虫垂炎、腸炎など急性腹症を疑っても良いと思います、下行結腸も疑ってもいいですが,正常でもない場合があるので,もしかしたらあるかもという少し弱い推しになると思います。

CTの位置決め画像を撮影した際にも同様な画像があれば、およその予測は立てられるので、業務の最適化に役立つと思います。

私の持論が多いですが,経験の中で培ったモノなので、皆さんにも役立つと思いますので、頭の隅に知識として入れておく事をおすすめします。

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