KDDIの強みと課題、今後のことを含めて解説。

KDDIの正式名称は、KDDI株式会社(ケイディーディーアイ、英: KDDI CORPORATION)(9433)です。2000年に、第二電電(DDI)、国際電信電話(KDD)、日本移動通信(IDO)の3社が合併して設立されました。

日本三大通信事業者の1つであり、携帯電話事業や固定通信事業、インターネット事業など、さまざまな事業を展開しています。

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

KDDIの強みと課題と今後。

強み

KDDIの強みは、以下のとおりです。

  • 安定した収益基盤

KDDIは、携帯電話事業で国内シェア2位を誇っており、安定した収益基盤を有しています。

また、固定通信事業やインターネット事業も、順調に成長しています。

  • 強固な顧客基盤

KDDIは、携帯電話事業で約4,000万人の契約者を有しており、強固な顧客基盤を有しています。

また、固定通信事業やインターネット事業においても、多くの顧客を抱えています。

  • 豊富な資金力

KDDIは、携帯電話事業や固定通信事業、インターネット事業など、さまざまな事業を展開しており、豊富な資金力を有しています。

  • 固定通信、移動体通信、グローバル通信の3つをすべて手がけている

この3つのすべてを手掛けているのは、国内唯一で、NTTやソフトバンクにはない強みといえます。

ToT機器やテレワークなどの分野で優位に立てる事や5G時代の通信インフラの構築や新たなサービスの開発などにおいて協業を深めていくことができる事が安定した通信が可能となり、これからの成長に大きくかかわってくるものだと思います。


課題

KDDIの課題は、以下のとおりです。

  • 競争激化

KDDIは、携帯電話事業において、NTTドコモやソフトバンクと競合しています。

楽天やMVNOなどの競合他社も存在するため、それらの競合他社との差別化を図っていくことが重要です。

また、固定通信事業やインターネット事業においても、競争が激化しています。

  • 人口減少

日本は、人口減少が進んでおり、通信事業の市場規模が縮小する可能性があります。

これは、世界的な課題となっており、海外事業の拡大や非通信事業の拡大など新たな成長戦略を検討していく必要があるでしょう。

今後の展望

KDDIは、以下の点に取り組むことで、今後の成長を目指しています。

  • 5GやIoTなどの新技術の活用

ほかの大手キャリアにはない固定通信、移動体通信、グローバル通信を一手にになっているので、ToT機器やテレワークなどの分野で優位に立てる可能性が高いと考えられます。

生成AIや5Gなどを更なる推進をし、パートナー連携強化や本格活用に向けた活動を強化し、低消費電力ネットワークのオールフォトニックネットワークの実現により光信号のまま伝送を行うため、超大容量・超高速・低消費電力を可能とし、研究開発されています。

2024年3月26日にIPOで上場したソラコムもKDDIのIoT戦略に参画しています。

  • 海外事業の拡大

KDDIは、アジアや欧米など海外事業の拡大を進めており、アジアや欧米の主要都市で、5Gネットワークの展開や、IoTソリューションの提供などを進めており、KDDIのグループ会社であるTELEHOUSE(グローバルデータセンターのプロバイダ)により2024年1月現在、欧州、北米、アジアの3つの地域で45以上のデータセンターを運営し、10カ国以上でコロケーションのサービスや「インターネットエクスチェンジ(IX)」などの接続サービス(コネクティビティサービス)を提供しています。

  • 非通信事業の拡大

KDDIは、非通信事業の拡大にも力を入れており、金融や保険、エネルギーなどの分野への進出を検討しています。

auマネーは、非通信事業の拡大の1つといえます。

KDDIの携帯電話契約者だけでなく、au以外の携帯電話契約者や、au以外のスマートフォンユーザーも利用することができます。

auマネーは、KDDIの強みである「固定通信、移動体通信、グローバル通信の3つをすべて手がけている」という点を活かしたサービスです。

エネルギー関係では,au電気を軸に契約数増を目指し,カーボンニュートラルと成長の両立を目指していくようです。

固定通信や移動体通信のネットワークを活用することで、全国どこでも利用できるサービスを提供しています。

そのほか、自動車に通信機能を持たせるコネクティッドカーサービスを自動車メーカー各社にむけ、「グローバル通信プラットフォーム」を提供しており、KDDIの大株主であるトヨタ自動車との関係性は深いと思われます。

そして三菱商事と共同でローソンを他のコンビニなどにない事業転換していくようで,多額の資金を投じてTOBを実施、短期計画では、ローソン店舗のロボットオペレーションやDXによる在庫管理高度化など利便性と温かみのあるステーションをめざしており、中長期計画としてローソンタウン構想があり、ヘルスケア、金融、エネルギー、生成AIなどauとPontaなどのサービスを合わせた便利なまちづくりを目指すようです。

詳しくは↓

KDDIがローソンをTOB、三菱商事との共同経営へ
ローソン株式会社は、日本のコンビニエンスストアチェーンを運営する企業です。1939年に大阪府大阪市で設立され、現在では全国に約14,400店舗を展開しています,今回、KDDIがローソンに一株10360円でTOBを発表し、三菱商事との共同経営...

KDDIは、強固な顧客基盤と豊富な資金力を有しており、今後も成長が期待される企業です。しかし、競争激化や人口減少などの課題を克服し、新たな成長戦略を実現していくことが重要です。

2023年中旬にKDDIと楽天は、新たなローミング協定を締結しており、電波や通信事業で協力関係を築いて、5G時代の通信インフラの構築や新たなサービスの開発などにおいて、協業を深めていくことになると予想されます。

この事から成長も期待できると思います。

引用元:KDDI https://www.kddi.com/

KDDIの株価指標(株価、PER,PBR,ROA,ROEなど)

2024年8月16日

  • 株価:4657円(9433)
  • PER:13.67倍
  • PBR:1.85倍
  • 時価総額:約10兆円
  • 発行株数:約2.19億株
  • 売上高(前期比):約5.75兆円(1.5%)来期予想:約5.77兆円
  • 営業利益(前期比):約9615億円(‐10.7%)来期予想:約1.11兆円
  • ROA:5.08%
  • ROE:12.4%
  • 配当利回り:3.11% 配当性向:46.5% DOE:5.76%
  • 株主還元強化(配当性向40%超、機動的な自己株式取得)

5年間チャートです。

引用元:SBI証券 https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

PER,PBR,ROA,ROEともに割高で、ほかの大手キャリアとくらべても遜色なく、DOEも高いといえます。

ミャンマー通信事業リース債権引当、低稼働通信設備の減損・撤去引当の計上やモバイル通信料収入(ローミング収入等含む)の減少等により営業利益は減益となっています。

来期予想は、生成AIやDXなど注力領域の成長とコスト構造改革を推進していくようで、増収増益を見通しています。

信用取引残の貸借倍率は2.67倍で回転日数は、5.5日と株価上昇を予想する投資家が多く,値動きが大きくなる可能性を秘めていると思います。

自己株取得による株主還元を目指しており、トヨタの保有する株を一部TOBによる取得を目指しており、政策保有株の削減を目指しているトヨタにとっても良い話で、KDDIにとっても株主還元となるので良い契約と思われ、両者の関係性が良いことが伺えます。

引用元:四季報オンライン

なかなか買い時のタイミングがむずかしい銘柄と私は思います、できるだけ安いところでと行きたいところですが、NISA銘柄にしたいのであれば、値動きを見ながら1株または数株ずつ買う方法が、リスクを低減で切ると思います。

今後の動向をチェックしておいて購入を考えるべきです。

価格変動リスクなどのためにドルコスト平均法の購入方法があります。

詳しくは下の記事で↓

この記事はbradの質問を参考に作成しました。

株の購入は、ほかのwebなども参考にし,ご自身の判断で、慎重にお願いします。

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引用元:KDDI 24/3決算短信

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