オリエンタル白石,5万円以下で買える銘柄の株主還元と今後

オリエンタル白石株式会社は、日本の建設会会社です。

プレストレスト・コンクリート(PC)工事の大手であり、太平洋セメント・日本製鉄と関連が深い。

官民連携で、高速道路などの老朽化の補強などを請け負うことになり、安定した売り上げが、見込める事から長期保有で配当金を受け取る銘柄として注目しています。

これは、投資家にとっても魅力的で、株価上昇も今後、ありうると考えますが,人材不足や工事の遅れはマイナスイメージとなり,リスクと考えます。

現在の主力は、オリエンタル建設株式会社が得意としていたプレストレスト・コンクリート橋の上部工施工及び株式会社白石が得意としていたニューマチックケーソン工法です。

その他には、独自の技術を用いた橋脚の補修補強や、大規模更新事業として注目されている床版取替工事など多岐にわたる施工を行っている。

引用元:https://ir.orsc.co.jp/ja/ir/news/auto_20200827486271/pdfFile.pdf

インフラ運営等に係る民間提案型「官民提携モデリング」業務にオリエンタル白石の提案が採択されました。

オリエンタル白石のもつインフラメンテナンスの先端技術供与等によって地元企業の事業成長を支援、技術的・財務的に不足する部分においては、主要株主である伊藤忠商事の関連会社と提携する体制を整備されており、安定した売り上げが、期待できるようになります。

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットし、投資初心者などに読んでもらって知識を深めていただきたいと思ってます。

上級者やもっと詳しく調べたい方は,この記事とほかのWEBも読んでいただくことをおすすめします。

会社概要

  • 会社名:オリエンタル白石株式会社
  • 本社所在地:東京都江東区豊洲五丁目6番52号
  • 設立:1952年10月21日
  • 資本金:50億円
  • 売上高:498億円(2023年3月期)
  • 従業員数:724人(2023年3月末)

事業内容

  • プレストレストコンクリートの建設工事および製造販売
  • ニューマチックケーソンの建設工事
  • 補修補強の建設工事
  • 耐震補強建築工事の設計・施工

オリエンタル白石は,国土交通省が公募したインフラ運営等に係る民間提案型「官民連携モデリング」業務(その3:橋梁メンテナンス)において,これまで培った橋梁技術をベースに「橋梁の包括管理委託・予防保全型管理」を提案し,地方自治体を想定した導入検討支援の実施者に選定されました。

2023年5月16日に伊藤忠商事との資本提携によりオリエンタル白石の筆頭株となり、オリエンタル白石の保有する高度な技術力やノウハウを活用し、国内高速道路のリニューアル工事におけるキャパシティ不足解消に貢献し、官民連携等の枠組みで予防保全型のインフラメンテナンス体制を整え、安心・安全な社会基盤の構築を目指すことになっています。

官民連携モデリングと伊藤忠商事のネットワークにより長期的収益を得る可能性が出てきました。

☆官民連結モデリング:官民連携のモデルとなり得る意欲的な取組について、官と民がひとつの輪(RING)となり取り組んでいくことを意味しています。

引用元:国土交通省https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanminrenkei/sosei_kanminrenkei_rd1_000030.html

引用元:オリエンタル白石https://www.orsc.co.jp/toppickup/kan2310_01.html

引用元:伊藤忠商事https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230516.html

オリエンタル白石の強みと課題。

強み

  • プレストレスト・コンクリート工事の豊富な実績とノウハウ
  • ニューマチックケーソン工法の技術力
  • 地元企業との連携による地域密着型の事業展開

課題

  • 国内インフラ老朽化対策の需要拡大に伴う競争激化
  • 建設現場における生産性向上の遅れ
  • 人材不足

国内インフラ老朽化対策の需要拡大に伴う競争激化

国内の社会インフラは、老朽化が進んでいます。国土交通省の調査によると2022年度末には、全国の社会資本(道路、橋梁、河川、港湾、鉄道、空港、上下水道など)の総延長のうち、老朽化対策が必要なものが約半分を占めると見込まれています。

このような状況下で、インフラ老朽化対策の需要は拡大していくことが予想されます。

これに伴い、競争も激化していくことが考えられます。

官民連携モデリングによる受注拡大に向けた技術開発や営業力の強化によりこの課題についても取り組んでいるようです。

建設現場における生産性向上の遅れ

建設業は、労働集約型の産業であり、生産性向上が課題となっています。

オリエンタル白石も、建設現場における生産性向上に取り組んでおり、ICTやロボットなどの活用を進めています。

しかし、現状では、生産性向上は十分に進んでいないと考えられます。

今後も、生産性向上を進めていくためには、さらなる取り組みが求められるでしょう。

人材不足

建設業は、高齢化や若者の就職離れにより、人材不足が深刻化しています。

オリエンタル白石も、人材不足に直面しており、人材確保と育成が課題となっています。

今後も、人材不足が深刻化していくことが予想されます。

人材確保と育成を進めるためには、多様な人材の受け入れや働きやすい環境づくりなどが求められるでしょう。

人材育成のための研修制度や女性活躍推進のための育児休暇や短時間勤務など人材確保のための対策に取り組んでいるようです。

また、ニューマチックケーソン工法(空気の圧力を利用して掘削し、ケーソン(コンクリートや鋼で作った箱状の建造物)を沈下させる方法)の遠隔操作・自動化施工による作業改善に力を入れており、VR技術を活用した架設管理などのDX活用している事から技術開発による人材不足課題解決に力を入れているようです。

引用元:オリエンタル白石

これらの取り組みが成功すれば、オリエンタル白石は、長期にわたり安定した成長を実現できるでしょう。

今後の展望

オリエンタル白石は、インフラの老朽化対策や再生可能エネルギー事業など社会課題の解決に貢献する事業を積極的に展開していく方針です。

また、海外市場への進出も強化し、グローバル企業として成長を目指しています。

オリエンタル白石の株価指標(NISA銘柄のメリットとデメリット)

2024年11月28日

  • 株価:384円(1786)
  • PER:11.74倍
  • PBR:0.98倍
  • 時価総額:約531億円
  • 発行株数:約1.3億株
  • ROA:6.3%
  • ROE:9.2%
  • 売上高(前期比):約673億円(9.6%)来期予想:約650億円
  • 営業利益(前期比):約65億円(25.3%)来期予想:約50億円
  • 配当利回り:3.78% 配当性向:40.6%(24/3) DOE:3.76% 
  • 前期の年間配当金より1円増配の1株14.5円となっており、来期も同額を予想しています。
  • 営業CF:プラス 投資CF:マイナス 財務CF:マイナス 一概に言えませんが、積極投資企業といえます。
  • 引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

オリエンタル白石の株価3年間チャートです。

SBI証券を引用

PER,PBR,は割安で、ROEは、標準となっており、ROAは少し高い事から少し負債が多い印象がありますが、建築業としては、標準と思えます。

今期は、販売費及び一般管理費の増加もありますが、すべての事業で増益となっています。

来期予想は、インフラ老朽化対策の推進、整備新幹線の着実な整備やリニア中央新幹線プロジェクトの推進、全国の高速道路の大規模更新工事及び4車線化といった事業が引続き展開され、今後の建設需要は底堅い見通しであるものの、働き方改革などで人件費増や原価高騰などにより昨年度並みの業績となる予想をしています。

港湾事業は、2025年度半期報告により2024年度より損失が少なくなっていますが、利益となっていませんが、その他の事業は、利益が出ているため、来期の業績は、来期予想より良い可能性が出てきていると考えられますので、第3四半期に注目したいところです。


NISA銘柄としてのメリットは、配当利回りが良い点と長期的安定した収益なので、長期保有に向いてます。

株主還元のため、2026年までに配当性向を50%以上にする目標を掲げている事から官民連携での安定した受注による利益もあるので、増配も期待できます。

引用元:オリエンタル白石

NISA銘柄のデメリットは、人材不足と技術向上の遅れ、工事の遅れがリスクとなってきます。

個人の判断になると思いますが、購入する場合、動向を探ること(ホームページのニュースや経済ニュースなど)をお勧めします。

一株購入で少しずつ、ドルコスト平均法のような購入方法により株価変動リスク低減につながると考えます。

詳しくは下の記事で↓

引用元:オリエンタル白石 24/3決算短信

この記事はbradの質問を参考に作成しました。

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