東海旅客鉄道(JR東海)、長期保有向きのリスク【NISA銘柄】

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

東海旅客鉄道株式会社(9022)は、東海道新幹線や在来線を運営する鉄道会社で、東海道新幹線の高い利用率・充実した在来線サービス・駅ビル事業の成功・安全な運行などを強みとしています。

インバウンド需要もありますが、もともと集客率の高い路線や駅ビルを所有しており、収益性の高い企業といえ、株主優待も魅力的です。

しかし、インバウンド需要低下や費用増による業績停滞のリスクがありますが、個人的には、中央新幹線の工事の遅れが大きいリスクと考えています。

東海旅客鉄道(JR東海)の会社概要

会社情報

  • 会社名: 東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
  • 設立: 1987年4月1日
  • 代表取締役会長:金子 慎
  • 代表取締役社長:丹羽 俊介
  • 従業員数: 18,727名
  • 本社: 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 JRセントラルタワーズ
  • 事業内容: 鉄道事業、関連事業

鉄道事業

  • 東海道新幹線:東京駅と新大阪駅を結ぶ新幹線路線
  • 在来線:東海地方を中心に8路線を運営
  • 貨物輸送:コンテナ貨物などを中心に貨物輸送を行う

関連事業

  • 駅ビル事業:駅ビルや商業施設を運営
  • 旅行事業:旅行商品の企画・販売を行う
  • 不動産事業:駅周辺の土地や建物を活用した事業を行う
  • その他:飲食事業、広告事業など

東海旅客鉄道(JR東海)の強みと課題

強み

  • 東海道新幹線の高い利用率: 東海道新幹線は、日本でもっとも利用者が多い新幹線路線であり、高い収益を上げています。
  • 充実した在来線サービス: 在来線では、特急列車や快速列車などを中心に、充実したサービスを提供している。
  • 駅ビル事業の成功: 駅ビル事業は、東京駅、名古屋駅、新横浜駅、京都駅など在来益としても集客率が高く、収益性も高いと思われます。
  • 安全な運行: 安全な運行を最優先にし、事故やトラブルを極力少なく抑えている。

JR東海のマーケットエリアは、日本人口及び経済活動の人口が64%、名目GDPが65.7%となっており、面積は23.7%となっており、航空より鉄道を利用する顧客が多く、高い利用率を誇っており、特に新幹線の安全性の向上や研究開発などに力を入れており、自動運転やロボット技術の導入など最新技術を積極的に利用し、それを支える人材育成にも力を入れていると思われます。

また、強みの高速鉄道システムの海外展開により、市場拡大だけでなく、新たな技術革新や開発なども期待できるので、現在は、テキサス州でプロジェクトを行っているようです。

鉄道業界国内売上ランキングは2位となっており、1位の東日本旅客鉄道より営業利益と時価総額が高い事から事実上、国内1位の鉄道会社といえます。

引用元:バフェットコード

課題

  • 人口減少: 東海地方の人口減少は、鉄道事業にとって大きな課題となっている。
  • モータリゼーションの進展: モータリゼーションの進展により、鉄道利用者が減少している。
  • 競争激化: 航空会社や高速バスなどとの競争が激化している。
  • インフラ老朽化: 鉄道施設の老朽化が進み、更新費用がかさんでいる。

超電導リニアによる中央新幹線計画の完成により、人々の交流が非常に活発となるなど、経済・社会活動が活性化する事から人口減少によるリスクに対しての対応にもなると思われ、航空や高速バスの利用者に対しての推移も活性化され、インバウンド需要のさらなる高まりにも期待できると考えているようです。

安全対策を強みにしている事から東海道新幹線や在来線に対しての老朽化などに対しても費用が掛かるものの対応していくだけでなく、新たな技術開発や導入もしており、インフラ対策も積極的に行っていると思われます。(自動運転や画像安全確認システムの強化など)

東海旅客鉄道株式会社は、これらの強みを活かし、課題を克服することで、さらなる成長を目指しています。

リニア新幹線について

超電導リニアによる中央新幹線計画は、JR東海の生命線である東京~名古屋~大阪の日本の大動脈輸送を二重系化し、東海道新幹線の将来の経年劣化や大規模災害といったリスクに抜本的に備えるためのプロジェクトです。

JR東海のHPから抜粋 

国家プロジェクトとなっており、東海道新幹線より移動時間が短縮される事から航空からの需要の推移などが見込まれており、東京~名古屋~大阪を利用する顧客は、中央新幹線を、中間駅を利用する顧客には東海新幹線のひかりとこだまを増やして利用するなどさらなる沿線都市と三大都市相互間の移動時間やフリークエンシーが大幅に改善し、人々の流動が増加する可能性があり、莫大な経済効果をもたらし、GDPを大きく伸ばすことになると思われます。

しかし、最近では、岐阜県瑞浪市にあるリニア中央新幹線のトンネル工事現場の周辺で、井戸などの水位が低下している問題があり、工事が中断し、地質調査している事からこの先、プロジェクトは進むのか、断念もありうると考えられます。

そして個人的には、この問題による工事の遅れや計画断念は、東海旅客鉄道にとってかなりの痛手になると思われます。

引用元:NHKニュース

東海旅客鉄道(JR東海)の株価指標(株価、PER,PBR,ROA,ROE,配当,株主優待など)

2024年8月23日

  • 株価:3345円(9022)
  • PER:8.64倍
  • PBR:0.79倍
  • 時価総額:約3.41兆円
  • 発行株数:約10億株
  • 売上高(前期比):約1.71兆円(22.1%)来期予想:約1.74兆円
  • 営業利益(前期比):約6073億円(62.2%)来期予想:約6080億円
  • ROE:9.7%
  • ROA:3.95%
  • 配当利回り:0.9% 配当性向:7.4% DOE:0.71%

また、令和5年10月1日より1/5株式分割を実施しており、今年度の年間配当金は、1株15円となっており、事実上の増配となっています。

5年間チャートです。

引用元:SBI証券 https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

個人的分析ですが、貸借倍率:26.93倍、回転日数:20.2日となっており、株価上昇を予想する投資家がいると思われ、回転日数から少し落ち着きあるチャートを予想しますが、損切りできていない投資家が潜んでいる可能性もありますが、長期にわたり、上昇の可能性があると考えれ、PER,PBRは割安と思われ、ROA,ROEは標準と考えます。

株主優待

毎年3月31日の株主名簿に記録された株主様に対し、そのご所有株式数に応じて、年1回「株主優待割引券」(以下「優待券」という。)を次の通り発行します。
なお、株主様には、毎年6月下旬頃郵送します。

ご所有株式数発行部数
通常時長期保有優待制度
100株以上500株未満0枚左記に追加で1枚毎年3月31日の最終の株主名簿に記録された、当社株式を1単元(100株)以上保有し、かつ、1単元を継続して3年以上保有(※)していただいている株主様が対象です。
500株以上5,000株まで500株ごとに1枚
5,000株超50,000株まで10枚+5,000株超過分1,000株ごとに1枚
50,000株超100,000株未満55枚+50,000株超過分1,500株ごとに1枚
100,000株以上250,000株未満100枚
250,000株以上500,000株未満250枚
500,000株以上500枚
  • 「継続して3年以上保有」とは、毎年3月31日および9月30日を基準日とする株主名簿に、同一の株主番号で連続して7回以上記録された株主様といたします。なお、保有期間の判定は、令和6年3月31日(基準日)から過去に遡って行います。
  • 対象となった以降に株主名簿に記録されなくなった場合には、その時点で本制度の対象外となります。再度、本制度の対象となるためには、改めて同一の株主番号で連続して7回以上記録される必要があります。

今期は、インバウンド需要や駅リニューアルなどにより増収増益となっており、来期も業務改革、さらなる安全対策の実施などを行うものの増収増益と予想しています。

東海旅客鉄道(JR東海)のNISA銘柄としてのメリットとデメリット

メリット

集客率の高さからの安定収益がメリットといえ、配当株とまではいかないものの、株主優待もJR東海を利用する方には魅力的といえ、長期保有にも向いており、中央新幹線による収益拡大などの成長性も期待できます。

デメリット

競争激化によるリスクや経費増によるリスクがありますが、インバウンド需要の低下は大きいリスクと思われ、中央新幹線の工事の遅れなどのリスクも大きいと思われます。


長期保有に向いており、株主優待もよいと思いますが、インバウンド需要低下(集客率低下すると思われる)や中央新幹線の工事の遅れのリスクは、業績停滞につながる事となり、株価にも影響があると思うので、個人的には、買う時期を見定める必要があると考えてます。

しかし、これは個人的な考えなので、参考程度に思っていただいたらよいと思います。

投資は自己責任で行う必要があります。投資判断を行う前に、この記事を参考にほかのWebと合わせて十分な調査を行い、リスクを理解した上で、ご自身の判断で購入してください。

価格変動リスクなどの低減のためにドルコスト平均法のような、少額または、単位株ではなく、数株または、1株ずつ購入もよいと思います。

詳しくは下の記事で↓

引用元:東海旅客鉄道

近鉄グループホールディングスについて(記事はこちら)

この記事はGeminiの質問を参考に作成しました。

株の購入は、ほかのwebなども参考にし,ご自身の判断で、慎重にお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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