三菱HCキャピタル(8593)配当金も魅力の安定成長株の今後は?

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

三菱HCキャピタル株式会社(8593)は、東京都千代田区に本社を置く大手総合リース会社で、三菱グループ、三和グループ、春光グループの中核リース会社として、長年にわたって事業を展開してきました。

業界2位の成績で、1位のオリックスと差がありますが、株価は比較的安く、歴史のある収益基盤の安定した企業です。

連続して増配も実施している事から株主還元にも力を入れており、長期保有に向いていますが、1位のオリックスとの競争激化、為替、投資の失敗、不祥事などのリスクを持っている一面もある銘柄です。

今後、リスクはあるものの、高配当と顧客基盤が高く、三菱グループとあって人気の高い銘柄といえ、株価は上下すると思いますが、長期的に株価上昇していき、株主還元の高さから配当金にも期待ができると考えられます。

三菱HCキャピタルの会社概要

会社情報

  • 会社名: 三菱HCキャピタル株式会社
  • 設立: 1971年4月12日
  • 代表取締役社長: 久井 大樹
  • 従業員数: 連結8,424名、単体2,140名(2024年3月末時点)
  • 本社: 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング

事業内容

  • カスタマーソリューション

法人や官公庁向けなどのファイナンスソリューション、販売支援するファイナンス機能のベンダービジネスを中心に展開、57万社の顧客基盤を有し、ビジネスモデルの進化・積層化のさらなる強化に取り組み、顧客の経営課題解決に向けたサービス向上を図り、DXを駆使した分業モデルへの変革を行い、効率的営業体制の確立に取り組んでいます。

  • 海外地域

欧州、米州、中国、アジアなどの20か国・地域以上の社会課題や顧客向けリース、ファイナンスソリューションを提供し、”多岐にわたる高付加価値商品・サービスを提供しつつ、事業ポートフォリオの入れ替えを実施することで 収益向上に”つなげ、各地域に合わせた戦略を企画・立案・実行し、脱炭素ビジネス強化推進やデジタルによる付加価値向上への取り組みを強化しています。

  • 環境エネルギー

再生可能エネルギーや環境関連を展開、特に再生可能エネルギー発電運転開始済み持分出力1.2GWとトップクラスといえ、発電事業だけでなく、蓄電池事業、アグリゲーション事業(電力を束ね、安定的で効率的にバランスをとった電力供給するビジネス)、コーポレートPPA事業(”グリーン電力の導入を希望されるお客さまに直接電力 を届ける”)にも取り組み、欧州に中心に28か国に再生エネルギー事業を展開しており、”デンマークのEuropean Energy(以下、EE)に20%出資”をし、EEは、太陽光・陸上風力発電事業を展開し、3GW以上の開発実績と60GW以上の開発・建設の案件を保有し、”再エネ由来の電力を活用したグリーン水素やe-メタノールなどを製造する次世代エネルギー 事業にも積極的に取り組んでおり、すでに欧州では商用運転に向けて準備を進めています”。

  • 航空

航空機や航空機エンジンのリース、エンジンパーツアウト事業を展開、次世代航空技術ベンチャーやSAF(持続可能な航空燃(Sustainable Aviation Fuel))の調査や分析にも取り組んでいます。

航空機リース保有機体数220機となっており、”機体の購入と売却をバランスよく実施することで、平均 機齢5年、残存リース期間7.2年と、流動性が高く、平均機齢 の若い、良質なポートフォリオを引き続き維持し”、”エンジンは、各種パートナーとの連携を強めて大口案件を 実行したことで、保有基数を前期末比64基増の411基に 大きく伸ばし、マーケットリーダーの地位を盤石に”しており、航空業界における脱炭素化推進に取り組んでいます。

  • ロジスティクス

グローバルに物流を支える海外コンテナや鉄道貨車などのアセットをリース・ファイナンスを通じて提供し、業務の効率化・合理化、新規事業開発などのため、デジタル技術の活用を推進し、R&D(研究開発)活動に取り組んでおり、SXの推進とともに新たな成長機会を創出しています。

海外コンテナリース世界市場シェア4位の実績を誇っています。

  • 不動産

ビル(大阪国際ビルディング)、住宅、商業施設(COLLECT PARK、アルポーレ銀座など)、ホテル(Moxy東京錦糸町)など様々なアセットタイプに対象とし、不動産ファイナンスや投資などの事業を展開し、SX推進、CX(全社会変革)を意識した新規事業開発・業務提携を強化のため、DX推進、マネジメント高度化など進めています。

三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウスと共同で、”大阪市北区堂島浜一丁目において開発を進めて きた「大阪堂島浜タワー」(以下、本プロジェクト)が2024年4月に竣工を迎えました。本プロジェクトは、 長らく地域のシンボルであった「大阪三菱ビル」の建て替え計画として、その地域性、歴史性を踏まえ、 周辺の水辺空間と一体となった水都大阪のシンボルとなる新たなランドマークをめざして開発”を進めており、大阪のさらなる発展に貢献しています。

  • モビリティ

電気自動車の普及加速、カーシェアリング、自動運転など新たなサービス拡大により世界各地のパートナー企業と連携し,モビリティ事業を展開。

コーポレートビジョン

「社会インフラの整備を通じて、人々の豊かな暮らしを創造する」

三菱HCキャピタルの強みと課題

強み

1. 長年の実績と豊富なノウハウ

  • 50年以上の歴史を持つ老舗企業であり、リース事業、ファイナンス事業など、幅広い事業分野で豊富な実績とノウハウを有しています。
  • リース大手の三菱UFJリースと日立キャピタルの統合により誕生した企業で、三菱商事や日立製作所などの協力なネットワークも強みと言えます。

2. 高い専門性とサービス力

  • 各事業分野において、高度な専門知識を有するスタッフが多数在籍しており、高品質なサービスを提供しています。
  • 顧客のニーズに合わせた最適なソリューションを提案し、アセットの持つ潜在力を最大限に引き出すサービスを提供している。
  • ダイバーシティ推進やキャリアアップ制度も充実しており、「10年後を見据えて目指す姿」にむけて社員一人一人がより成長し、専門性を身につけ、発揮する活力を持つことに重要視し、人材育成に取り組んでいると思われます。

3. 安定した財務基盤と高い収益性

  • 自己資本比率が高く、財務体質が非常に強い企業です。
  • 安定した収益基盤を築いており、高い収益性を誇っています。
  • 格付けランクがAAやA3など高いランクで信頼性の高い社債といえます。

4. グローバルな事業展開

  • 日本国内だけでなく、北米欧州アジアなど、世界各国で事業展開しています。
  • グローバルなネットワークを活かして、さらなる成長を目指しています。
  • 世界20ヵ国、250のグループ会社を展開。
  • 北米においてロボットのサービス化(Raas:”Robotics as a Service”)事業を展開するスタートアップ企業と協業し、新たな事業でのノウハウや知見の獲得に努めています。
  • インドネシアで、国営電力系列企業と連携した太陽光関連事業への取り組みを進めています。
  • ”Mitsubishi HC Capital Malaysiaはクアラルンプール本社のほか、ペナン、ジョホールバル、コタキナバル、 クチンに営業拠点を配し、マレーシア全土で販売金融やカスタマーファイナンスを展開しています。”

課題

1. 人口減少・少子高齢化

  • 日本の人口減少・少子高齢化は、リース事業ファイナンス事業に大きな影響を与えています。
  • 顧客数の減少貸倒リスクの増加などの課題が懸念されています。

強靭な社会インフラの構築、循環型社会、脱炭素化の推進などの社会課題に貢献する事業を中心に取り組むことにより差別化を図ると思われます。

2. 競争激化

  • リース業界、ファイナンス業界は競争が激化しており、差別化できるサービスの開発が求められています。

その他金融業国内売上高ランキング2位となっており、一位のオリックスと差があるとはいえ、3位の東京センチュリーとも業績に開きがあるといえます。

引用元:バフェットコード

3. 環境問題への対応

  • 地球温暖化や資源枯渇などの環境問題への対応が求められています。
  • 環境負荷低減エネルギー効率化への取り組みが必要です。

再生可能エネルギー以外にも脱炭素化の取り組みをパートナー企業とのビジネス共創するなど積極的に行なっています。

4. デジタル化への対応

  • デジタル技術の進展により、リース業界、ファクタリング業界、ファイナンス業界も大きな変革期を迎えています。
  • 新しいビジネスモデルの構築や、顧客サービスの向上に向けて、積極的に取り組む必要があります。

DX人材の育成や基盤構築など行なっており、ロボットサービス研究開発の支援なども行なっています。

倉庫産業DXの実現のため、三井不動産、プロロジス、三菱地所、三菱商事、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社などで共同参画しています。

これらの強みと課題を活かし、三菱HCキャピタルは今後も「社会インフラの整備を通じて、人々の豊かな暮らしを創造する」というコーポレートビジョンのもと、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

三菱HCキャピタルの株価指標(株価、PER,PBR,ROA,ROEなど)

2024年10月27日

  • 株価:998.9円(8593)
  • PER:10.38倍
  • PBR:0.85倍
  • 時価総額:約1.46兆円
  • 発行株数:約14億株
  • 売上高(前期比):約1.9兆円(2.9%)来期予想:約2.1兆円
  • 営業利益(前期比):約1461億円(5.4%)来期予想:約1819億円
  • ROE:7.71%
  • ROA:1.13%
  • 配当利回り:4% 配当性向:42.9% DOE:3.3% 年間配当金1株37円(来期は40円となり、25期連続増配)

5年間チャートです。

SBI証券を引用

引用元:SBI証券 https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

個人的分析ですが、貸借倍率:22.94倍、回転日数:2.5日で信用買いが多く、株価上昇を予想する投資家が多いと思われ、、回転日数が短い事から値動きがある中で、上昇の可能性があると思われ、PER,PBRは比較割安と思われ、ROA,ROEは同業界では、比較的水準といえます。

今期は、海外、不動産、環境エネルギー、モビリティは減益ですが、特に航空は大きく増益となり、全体的に増収増益となっています。

来期は、詳細はわかりませんが、増収増益とさらなる好業績を予想しています。

三菱HCキャピタルのNISA銘柄としてのメリットとデメリット

メリット

自己株式取得や連続増配などの株主還元の良さが一番のメリットで、業績の良さもメリットといえ、顧客基盤が安定しており、DX,SX推進とグローバル展開拡大による成長性も期待でき、長期保有に向いている銘柄です。

デメリット

投資の失敗、為替市場、社会情勢悪化、不祥事のリスクがあり、景気敏感銘柄とまではいきませんが、景気が悪くなるとリース件数減少や不動産での賃貸数減少があると思われ、多少影響があると考えます。

もしかすると政策金利上昇で短期的なリスクがある可能性も考えられます。


リスクはありますが、株主還元の良い成長性もある銘柄と思われ、人気も高いと考えており、今後も株価上下するものの安定的に成長していく企業と思います。

価格変動リスクなどの低減のためにドルコスト平均法のような、少額または、単位株ではなく、数株または、1株ずつ購入もよいと思います。

詳しくは下の記事で↓

引用元:三菱HCキャピタル

この記事はGeminiの質問を参考に作成しました。

株の購入は、ほかのwebなども参考にし,ご自身の判断で、慎重にお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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