SBI証券投資情報メディアの10万円未満で好業績・高配当利回り期待のプライム銘柄にプレス工業がありましたので、私なりに調べてみました。
結論としては、ハイリスクハイリターンの傾向がある銘柄といえます。
この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
プレス工業株式会社とは
プレス工業株式会社(7246)は、神奈川県川崎市川崎区塩浜1-1-1に本社を置く、自動車部品メーカーです。
主力製品は、シャシーフレーム、アクスル、建設機械用キャビン、樹脂部品などです。
現在では、国内の自動車メーカーのほとんどに部品を供給しており、トラック用フレームとアクスルの国内シェアはトップクラスを占めています。
自動車部品事業では、シャシーフレーム、アクスル、樹脂部品などを製造しています。
シャシーフレームは、トラックやバスなどの骨組みとなる部品であり、アクスルは、車輪を支える部品です。
樹脂部品は、バンパーやグリルなどの外装部品や、内装部品などに用いられています。
建設機械部品事業では、建設機械用キャビンやアクスルなどを製造しています。
建設機械用キャビンは、建設機械の運転席となる部品であり、アクスルは、建設機械の車輪を支える部品です。
産業機械部品事業では、産業機械用部品などを製造しています。産業機械用部品は、工作機械や食品加工機械などの部品として用いられています。
その他事業では、地震シェルターの製造・販売を行っています。
プレス工業の強みと課題
強み
- 高い技術力(中厚板の加工技術力や最適工法構築力が特に強みです。)
- 豊富な経験
- グローバルな展開
プレス工業株式会社は、自動車部品業界において、高い技術力と豊富な経験を有し、海外にも積極的に進出しており、グローバルな展開を進めています。
世界シェア率の商品
トラックフレーム
大型トラック用フレーム:7.1% 小型トラック用フレーム:38.3% ピックアップトラック用フレーム:30.3%
アクスルケース
大型トラック用アクスルケース:7.5% 小型トラック用アクスルケース:38.3% ピックアップトラック用アクスルケース:23.0%
特に小型トラックに対しての世界シェア率が高いと思われ、コア商品としての位置付けにあります。
また、油圧ショベル用キャビンの世界シェア率も10.8%となっており、生産数も増加しています。
プレス工業株式会社の今後の展望は、以下のとおりです。
- 自動車部品事業の拡大
- 新規事業の展開
プレス工業株式会社は、自動車部品事業の拡大を継続していく方針(グループ生産体制最適化・補完・DX戦略拡大・ESG関連投資の充実など事業拡大)で、地震シェルター事業などの新規事業にも注力しています。
自動車関連事業
フレ-ム、アクスルハウジング、アクスルユニット、パネル、
プレス用金型、自動溶接機器、その他の自動車部品等
■建設機械関連事業
建設機械用キャビン、その他の建設機械用部品等
■その他
建築関連部品、立体駐車装置等
取引先
■自動車メーカー
いすゞ自動車株式会社(売上割高は一番高く三割ほど記事はこちら)、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社(TEMA)、日産自動車株式会社、日野自動車株式会社、マツダ株式会社、フォード、三菱自動車工業株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社、UDトラックス株式会社
■建設機械メーカー
キャタピラージャパン合同会社、株式会社クボタ、コベルコ建機株式会社、
株式会社小松製作所、住友建機株式会社、長野工業株式会社、日立建機株式会社、
株式会社日立建機ティエラ、ヤンマー建機株式会社
■その他
IHI運搬機械株式会社、株式会社IHI扶桑エンジニアリング、東邦車輌株式会社、
ベバストジャパン株式会社
課題
- グローバル競争の激化
プレス工業株式会社は、自動車部品や建設機械部品などの製造を行っている企業で、近年、グローバル競争が激化しています。
自動車業界では、自動車メーカーの再編や新興国メーカーの台頭などにより、競争が激化しています。
また、建設機械業界では、環境規制の強化や技術革新の進展などにより、競争が激化しています。
近年の海外売上比率は、国内売上高比率が42%に対し、タイ:37%・USA:7%・インドネシア:4%・スウェーデン:4%・中国:1%となっており、生産商品はそれぞれ違っている拠点もありますが、さらなる事業拡大に取り組んでいると思われ、中国事業体制見直しも取り組んでいます。
しかし、今後もグローバル競争はさらに激化することが予想されるため、さらなる対応が求められています。
- 労働人口の減少
日本では、少子高齢化により、労働人口が減少しています。
主に製造業を行っているため、労働人口の減少は大きな課題となっており、生産工程の自動化やIT化などの取り組みを進めることで、労働力不足の対策を進めています。
長きにわたり、企業内学校(プレス工専学校)を通じた技能の育成と伝承しており、モノづくり活動のベースとなっており、製造の中核を担う将来人材を計画的・継続的に育成しております。
また、人材の多様性と活性化として安心・安全な職場づくりや働きやすい環境づくりなどの強化とダイバーシティと機会均等の推進の強化にに取り組んでいます。
しかし、今後も労働人口の減少は進むと予想されるため、さらなる対策が求められています。
- 環境問題
自動車や建設機械などの製造には、多くのエネルギーや資源が消費されます。
プレス工業株式会社は、環境問題への取り組みとして、省エネルギーやリサイクルなどの取り組みを進めており、電動フォークリフトの導入・ビーチクリーン活動・廃棄物排出量低減(生産の効率化や再資源化)など実施しています。
そして地震シェルターの生産と販売、学生フォーミュラ活動支援も実施しています。
しかし、今後も環境問題への意識は高まり続けると予想されるため、さらなる取り組みが求められています。
今後も、これらの取り組みを継続し、競争力強化と持続的な成長を目指す必要があると考えられます。
引用元:プレス工業 https://www.presskogyo.co.jp/
プレス工業の株価指標(株価、PER,PBR,ROA,ROEなど)
2024年8月10日
- 株価:568円(7246)
- PER:8.41倍
- PBR:0.53倍
- 時価総額:約606億円
- 発行株数:約1億株
- 売上高(前期比):約1978億円(7.0%)来期予想:約1875億円
- 営業利益(前期比):約128億円(‐2.3%)来期予想:約101億円
- ROA:4.36%
- ROE:7.76%
- 配当利回り:4.75% 配当性向:32.5%(24/3) DOE :2.52%
今期は、自動車関連は増益、建設機械関連は、中国の需要低迷による減益となり、全体的に減益となっており、来期予想についての24/3の決算短信には記載がないようでわかりませんが、株主還元や行駅のさらなる向上に向けた取り組みを積極的に行うと思われます.
5年間チャートです。
株価が安いので、比較的買いやすく、PBRとPERが低いので、将来の成長期待が低い可能性もありますが、業績が良く、信用取引残の貸借倍率17.05倍で、回転日数が49.7日で、信用取引の決算も盛んで、値動きが激しくなる可能性があり、信用買いが多い傾向なので、株価が上がると予想している投資家が多いといえます。
必ずそうなるとは限りませんが、短中期で動きがありそうな銘柄と言えます。
NISA銘柄のメリットとデメリット
メリット
世界シェア率の高い商品がコア商品となっており、グローバル展開拡大も積極的で、成長性が高いと思われ、総還元性向35%以上を目標としている事から株主還元も期待でき、長期保有に向いていると思われます。
デメリット
世界シェア率の高い商品が自動車関連で、いすゞ自動車が三割ほどの売上を占めているころからトラックの需要停滞による受注数が少なくなり、業績停滞が大きいリスクといえます。
グローバル展開してる事から為替リスクや社会情勢悪化リスク、そのほかに原材料費高騰リスクと人材不足などによる業績停滞もあり、それらの事により株価下降も考えられます。
まとめると成長性とこれからの株主還元に期待ができますが、まだまだ時価総額が小さく、自動車関連の停滞が大きいリスクといえ、全体的にハイリスクハイリターンといえる銘柄と私は分析します。
価格変動リスクなどのためにドルコスト平均法の購入方法があります。
詳しくは下の記事で↓
株価の購入は個人の責任をもって許容リスクを考えて慎重にお願いします。
引用元:SBI証券 プレス工業の統合報告書
この記事はGeminiの質問を参考に作成しました。
株の購入は、ほかのwebなども参考にし,ご自身の判断で、慎重にお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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引用元:SBI証券の投資情報メディア https://go.sbisec.co.jp/media/report/dom_senryaku/dom_senryaku_231215.html