この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
資生堂(4911)は、150年以上の歴史を持つ世界をリードするビューティーカンパニーで、革新的な製品とサービスで、人々の美と豊かさを創造に貢献する企業です。
株主還元や株主優待が魅力的な国内屈指の化粧品企業といえ、安定的な収益も魅力的な銘柄ですが、株価が少し高めで、中国事業の低迷が続くと業績にかなり響くと思われ、原材料費高騰や為替などのリスクも考えられます。
資生堂の会社概要
会社情報
- 創業:1872年
- 設立:1972年
- 代表取締役社長:魚谷 雅彦
- 従業員数:約30540「臨時社員:5319人」人
- 本社:東京都中央区銀座7-5-5
- 事業内容:化粧品、美容関連商品の製造・販売(レストラン、教育、美容室、保育事業など)
- 日本事業
- 中国事業
- アジアパシフィック事業
- 米州事業
- 欧州事業
- トラベルリテール事業
- その他事業世界(上記地域除く)
資生堂の強みと課題
強み
- 長年に培ってきた研究開発力と技術力
創業から150年の歴史を持ち、皮膚科学をはじめとする資生堂の強みと様々な技術を融合させ、生活者の期待を超える新しい美容理論や習慣を創出し、研究開発拠点6ヶ所、研究員数は約1200人となっており、IFSCC大会で、受賞数:31を誇っています。
国際化粧品技術者会連盟(The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists 略称IFSCC)
- 高いブランド力と顧客満足度
「ANESSA」は、日本発のサンケアのエキスパートブランドで、21年連続売り上げシェアNo.1を誇っています。
引用元:WWD
「Clé de Peau 」は、日本国内の百貨店プレステージ市場でNo.1の売上をほこっています。
- グローバルな展開と多様な製品ラインアップ
日本・アジア発のビューティー企業売上順位1位そして世界のビューティー企業売上順位3位とし、120カ国の国や地域に展開し、従業員の国籍は100カ国となっています。
- サステナビリティへの積極的な取り組み
人材育成としてプロ向けヘアメーキャップ育成専門学校であるSABFAや学校法人資生堂学園の運営、サポートし、「コドモロジー」を開設し、事業所内保育所の運営サポートや独自の保育プログラム開発などをおこなっており、スポーツ支援や商品生産時や輸送時などのCO2削減活動も行っています。
課題
- 競争激化
- 人材不足
- 新型コロナウイルス感染症の影響
化粧品業界国内売上高ランキングは10位トなっていますが、資生堂より上位の銘柄は、ほかの事業も手掛けているので、化粧品事業のみだと資生堂は国内トップクラスといえ、競合他社のコーセーより売上高では3倍近くの差がありますが、営業利益では、そこまでの差がなく、少し厳しいといえます。
ヘアケア「TSUBAKI」やメンズ化粧品「uno」を売却、EC事業の転換による店舗従業員の配置見直し、施設費用増があり、構造改革へと踏み切る事となり、「1500人早期退職」というリストラに踏み切ったようです。
このため、人件費増もあり、今後の経営戦略として、コスト構造改革を確実に進めるとともにグローバルブランドを軸とした成長の最大化を目指し、特に米州・欧州・アジアパシフィック事業では積極的なマーケティング投資を通じて戦略的な売上拡大を推進します。
資生堂は、これらの強みを活かし、課題を克服することで、さらなる成長を目指しています。
資生堂の株価指標(株価,PER,PBR,ROA,ROE,配当など)
2024年6月12日
- 株価:5022円(4911)
- PER:85.41倍
- PBR:3.24倍
- 時価総額:約2兆円
- 発行株数:約4億株
- 売上高(前期比):約9730億円(‐8.8%)来期予想:約1兆円
- 営業利益(前期比):約281億円(‐39.6%)来期予想:約366億円
- ROE:3.56%
- ROA:1.7%
- 配当利回り:1.19% 配当性向:102.0% DOE:3.63% 1株60円で来期も同額と予想。(前期は創業150周年記念配当のため、1株100円です。)
- 株主優待あり:https://corp.shiseido.com/jp/ir/investors/preferential.html
5年間チャートです。
引用元:SBI証券 https://site1.sbisec.co.jp/ETGat
個人的分析ですが、貸借倍率:1.23倍、回転日数:5.4日となっており、株価上昇を予想する投資家がいると思われ、値動きがあり、上昇の可能性があると考えれ、PER,PBRは割高と思われ、ROA,ROEは標準と考えられます。
今期は、中国事業の下半期の処理水問題などで低調、営業費用増などで、減収減益となっています。
来期は、中国事業の回復すると予想、米州事業は下がるものの、欧州、国内や中国以外のアジアでの事業は順調、そのほかの地域では減益となるものの、全体的に増収増益の見通しとなっています。
資生堂のNISA銘柄としてのメリットとデメリット
メリット
株主優待が魅力的で、社債格付けA3と安定的といえ、商品の実績が良く、安定収益が望めると思われ、長期保有に向いていると思われます
デメリット
株主優待目的で購入する方には、少し株価が高いと考えられ、投資経験の浅い主婦や初心者が購入するには、少し不向きと考えます。
原材料費高騰や為替リスクによる業績停滞もあると思われ、中国事業停滞が続くようであれば、業績に響くと思われます。
株主優待や株主還元の良さと安定収益で長期保有に向いているが、購入するタイミングが難しいと思われ、原材料費高騰や為替リスクと中国事業停滞の業績低迷による株価下降のリスクが短期的にある可能性も示唆します。
そしてリストラなどの構造改革により今後、どのような業績となるのか、注目したいと思います。
しかし、これは個人的な考えなので、参考程度に思っていただいたらよいと思います。
投資は自己責任で行う必要があります。投資判断を行う前に、この記事を参考にほかのWebと合わせて十分な調査を行い、リスクを理解した上で、ご自身の判断で購入してください。
価格変動リスクなどの低減のためにドルコスト平均法のような、少額または、単位株ではなく、数株または、1株ずつ購入もよいと思います。
詳しくは下の記事で↓
引用元:資生堂
この記事はGeminiの質問を参考に作成しました。
株の購入は、ほかのwebなども参考にし,ご自身の判断で、慎重にお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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