この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
山喜株式会社(3598)は、Yシャツ・ドレスシャツの製造・販売を主事業とする、1946年創業の老舗企業です。
男性向けドレスシャツなどで国内売上高1位と国内シェア2割を誇る商品を取り扱う会社で、業績が回復した企業であり、これからの業績の伸びが期待できる銘柄ですが、競争激化や材料費高騰などリスクが高く、強みの商品が、これからの世代にどう広がるかで、今後の業績が左右されるリスクもあると思います。
山喜の会社概要
会社概要
- 会社名:山喜株式会社
- 創業:1946年(昭和21年)3月
- 設立:1948年(昭和23年)6月
- 代表取締役会長:宮本 惠史
- 代表取締役社長: 白﨑 雅郎
- 従業員数: 連結:1,414名(2024年5月時点・嘱託社員含む)
- 本社: 大阪市中央区上町1-3-1
- 海外事業所:中国・タイ・ラオス
事業内容
シャツ事業
山喜株式会社の主力事業は、ワイシャツ、Yシャツ、ドレスシャツの製造・販売です。国内外に多くの工場を持ち、高品質なシャツを製造しています。
販売事業
山喜株式会社は、自社ブランドのシャツや、海外ブランドのシャツなどを販売しています。百貨店、専門店、オンラインショップなど、様々なチャネルで販売しています。
山喜株式会社は、この企業理念のもと、事業を展開しています。高品質な製品やサービスを提供することで、人々の生活を豊かにすることを目指しています。
山喜の強みと課題
強み
- 高品質なシャツ: 国内外に多くの工場を持ち、厳しい品質管理体制のもとで高品質なシャツを製造しています。
- 豊富な品揃え: ワイシャツ、Yシャツ、ドレスシャツなど、様々な種類のシャツを取り揃えています。
- 高いブランド力: 長年培ってきたブランド力により、多くの顧客から支持を得ています。
- グローバルな展開: 国内外に多くの拠点を持つグローバル企業です。
「CHOYA」は、高級ドレスシャツとして知られている商品といえ、「株式会社フェールムラカミ」を2024年5月に子会社化しており、オーダーシャツやオリジナルブランド構築などを企業統合した理由としており、これから主戦力の1つとなっていくと考えます。
主に男性向けドレスシャツやカジュアルシャツのメーカーとして、国内売上高No.1、国内では2割以上のシェアを有しています。
課題
- 競争激化: シャツ市場は競争が激化しており、価格競争や新商品開発などへの対応が課題です。
- 少子高齢化: 少子高齢化により、国内市場の縮小が懸念されます。
- 原材料価格の高騰: 原材料価格の高騰は、収益に悪影響を及ぼす可能性があります。
Yシャツやドレスシャツは、青山商事やAOKIHDなどの紳士服専門店がオリジナルブランドを出しており、競合他社が多く、紳士服離れなどもあり、厳しい業界と個人的には思います。
繊維製品業界としては国内39位となっており、1位が東レですが、少し分野が違うと思われ、紳士服業界では国内7位となっており、繊維商品業界と紳士服業界のどちらも1位と10倍以上の売上高の差があるので、厳しい位置と考えます。
SBI証券が比較会社としているヤマトインターナショナル(8127)や新都HLD(2776)と比べて双方とも時価総額が山喜より高くヤマトインターナショナルは山喜より業績は良さそうで、新都HLDは営業利益マイナスとなっています。
引用元:バフェットコード(繊維製品業界)、バフェットコード(紳士服業界)
しかし、商社やフリーランスで営業されている方にとって、身に着けているものは、ステータスとなり、良い時計をしていれば、「成績が良い」、「儲かっている」といったイメージから受注や商談が成立する事もあると聞きます。
これらの事から「CHOYA」のブランド力も企業の社長や理事など商談相手はよく知っていると考えられ、営業マンに必要な商品と言えると思います。
山喜は、国内だけでなく、海外事業に力を入れており、競合他社に対して、徹底した管理体制のもと、職人の匠の技と最新の設備が織り成す最良のシャツつくりで差別化を図ると考えられます。
山喜の株価指標(株価、PER,PBR,ROA,ROEなど)
2024年8月24日
- 株価:165円(3598)
- PER:11.7倍
- PBR:0.56倍
- 時価総額:約24億円
- 発行株数:約1495万株
- 売上高(前期比):約114億円(0.4%)来期予想:約121億円
- 営業利益(前期比):約2.21億円(318.8%)来期予想:約2.75億円
- ROE:5.3%
- ROA:1.82%
- 配当利回り:1.82% 配当性向:19.9% DOE:1.05% 年間配当金1株3円(来期は3円となっています。)
5年間チャートです。
引用元:SBI証券 https://site1.sbisec.co.jp/ETGat
個人的分析ですが、貸借倍率は信用売り受注のデータがないため、表記されてませんが、買い注文は少しあるようで、回転日数:20.9日となっており、株価上昇を予想する投資家がいると思われ、値動きがある中で、上昇の可能性があると考えれ、PER,PBRは比較割安と思われ、ROA,ROEは同業界(ヤマトインターナショナル(8127)や新都HLD(2776)と比べて)では、標準といえます。
今期は、国内や海外の販売は、増益となりましたが、製造は減益となっており、過去数年で営業利益がマイナスであった事から企業にとってはこれから業績を伸ばす戦略を練ると思われ、来期予想は、コスト(人件費や材料費)がかかるものの、さらなる増益を見込んでいるようです。
山喜の株主優待制度 (2023年3月末現在)
株数 | 半期付与枚数 | オーダーシャツ割引券 |
---|---|---|
100株以上 | 1,000円券1枚 | ー |
400株以上 | 2,500円券1枚 | 2,500円券1枚 |
2,000株以上 | 2,500円券2枚 | |
6,000株以上 | 2,500円券3枚 | |
10,000株以上 | 2,500円券5枚 |
山喜のNISA銘柄としてのメリットとデメリット
メリット
男性向けドレスシャツやカジュアルシャツのメーカーとして、国内売上高No.1、国内では2割以上のシェアとブランド力と業績回復しており、「新中期3ヵ年経営計画」を2023年度からスタートしており、成長性も期待でき、株主優待も山喜の商品をよく買われる方にはメリットといえます。
デメリット
競合他社による競争激化は、国内売上高一位とはいえ、リスクと考えられ、商品開発の遅れは、多角化していない事から大きいリスクと思います。
これからの世代がコスト減のドレスシャツを選ぶ可能性もあり、大手のユニクロや青山商事などの商品を選ぶ可能性も高いと思われ、差別化は困難になる可能性もあると思います。
個人的な考えですが、業績を伸ばすと考えられ、国内より海外販売がポイントになると思います。
株価上昇による差益も期待できる一方、リスクは高いと考えられ、それが、株価に表れていると思います。
株主優待目的で、ハイリスクハイリターンを望むのであれば、良い銘柄と思いますが、個人の判断でお願いします。
価格変動リスクなどの低減のためにドルコスト平均法のような、少額または、単位株ではなく、数株または、1株ずつ購入もよいと思います。
詳しくは下の記事で↓
引用元:山喜 決算短信(24年度3月期)
この記事はGeminiの質問を参考に作成しました。
株の購入は、ほかのwebなども参考にし,ご自身の判断で、慎重にお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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