エディオン、NISA銘柄としての将来性と今後の戦略

エディオン(2732)は、「くらしを、もっと楽しく。」をコーポレートメッセージに掲げる、日本国内で約1,200店舗の家電量販店を展開する業界5位の企業です。

NISA銘柄としての配当もあり、株主優待もエディオンを普段から利用する方には魅力ですが、これからの将来性は、これまでの経営戦略を変えないと厳しい可能性があると個人的には思います。

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

エディオンの会社概要

設立

  • 2002年3月29日

本社所在地

大阪府大阪市北区中之島二丁目3番33号 大阪三井物産ビル

代表取締役社長

久保 允誉

従業員数

16,165名

(正社員9,258名、臨時従業員6,907名)

事業内容

  • 家電量販店事業

エディオンの主流の事業、それぞれ家電に精通したスタッフを配置し、顧客のニーズに応える事業を展開。

  • リフォーム事業

リフォームだけでなく,オール電化や発電設備も携わっています。

  • eコマース事業

エディオンネットショップを運営,法人向けサイトも展開。

  • 携帯電話販売事業

法人向けだけでなく,一般向けも展開し、専門性が高いスタッフを配置。

  • 法人向け事業

法人向けに家電や携帯電話だけでなく,省エネサービスを展開しています。

  • プログラミング教育事業

ロボットプログラミング教室「ロボ団」を展開。

  • エネルギー管理システム事業

エディスマHEMSを展開,発電データ管理や電気やガスなどの見える化による効率よく省エネを実現できるように実践しています。

株主構成

  • エディオン創業家:約30%
  • 金融機関:約20%
  • その他:約50%

ビジョン

  • 「お客様の豊かな暮らしを創造するリーディングカンパニー」

環境への取り組み

  • CO2排出量削減
  • 資源リサイクル
  • 省エネルギー

社会貢献活動

  • 地域社会への貢献
  • 教育支援
  • 環境保全活動

健康経営優良法人2023で優良と選ばれ、障害者アーティストを自立推進する活動のParalymArtに賛同し、オフィシャルパートナーとして協賛するなど社会問題解決へのサステナビリティな活動の強化を図ってます。

家電販売事業以外にも、リフォーム事業やeコマース事業、携帯電話販売事業など、幅広い事業を展開しています。

エディオンの強みと課題

強み

  • 圧倒的な店舗網: 日本国内で約1,208店舗の家電量販店を展開しており、
  • 知名度とブランド力: 長年の営業活動により、高い知名度とブランド力を築いている。
  • 充実した品揃え: 家電製品だけでなく、家具や生活雑貨など、幅広い商品を取り揃えている。
  • 顧客ニーズに合わせたサービス: 丁寧な接客や、修理・設置サービスなど、顧客ニーズに合わせたサービスを提供している。
  • 地域密着型の経営: 地域社会に貢献する活動や、地域に根差したサービスを提供している。
  • ポイントプログラム: エディオン独自のポイントプログラム「エディオンポイント」を導入しており、顧客の購買意欲を高めている。
  • eコマース事業: 近年注力しているeコマース事業も成長しており、新たな顧客層を獲得している。

課題

  • 家電量販店市場の競争激化: ビックカメラやヤマダホールディングスなど、競合他社の攻勢が強まっている、日本国内で業界4位の企業で、ヤマダHDは1位、ビックカメラ2位となっており、ヤマダHDの売上高と比べると2倍近くの開きがあります。
  • 価格競争: 家電製品は価格競争が激しく、利益率の低下が課題となっており、ニトリとの共同開発により事業拡大を図るようです。
  • ネット通販の台頭: Amazonや楽天市場など、ネット通販の台頭により、店舗型家電量販店の顧客が減少している。
  • 顧客ニーズの多様化: 顧客ニーズが多様化しており、全ての顧客に満足できるサービスを提供するのは難しい。
  • 高齢化による人材不足: 従業員の高齢化が進み、人材不足が課題となっている。
  • デジタル化への対応: 家電量販店業界もデジタル化が進んでおり、新たなビジネスモデルを構築する必要がある。
  • 海外市場への進出: 海外市場への進出は限定的であり、更なる進出が求められている。

人事システムの刷新し、無駄な残業育成やタレントマネジメントの適正配置や物流会社の再編として子会社ジェイトップとe-ロジを吸収合併を実施。

システム事業の再編もエヌワークが、Hampsteadを吸収合併し、EDIONクロスベンチャーズとして社名変更し、ロボ団を2025年までに281店舗に拡大など改革を着々と行われている。

今後も家電量販店業界のリーディングカンパニーとして成長していく必要があります。

引用元:バフェットコード家電量販店売上高ランキング 研成社

エディオンの株価指標(株価,PBR,PER,ROE,ROA,配当,株主優待など)

2024年11月13日

  • 株価:1803円(2730)
  • PER:14.11倍
  • PBR:0.86倍
  • 時価総額:約2031億円
  • 発行株数:約1.1億株
  • ROA:2.25%
  • ROE:4.33%
  • 売上高(前期比):約7210億円(0.1%) 来期予想:約7500億円
  • 営業利益(前期比):約169億円(‐11.8%)来期予想:約190億円
  • 配当利回り:2.55% 配当性向:50%(24/3) DOE:2.2%

5年間チャートです。

SBI証券を引用

引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

株主優待(長期保有で追加贈呈あり、エディオンで使えるギフトカード)

ご所有株数ご優待額1年以上2年未満2年以上3年未満3年以上
100~499株ギフトカード 3,000円分1,000円分2,000円分3,000円分
500~999株ギフトカード 10,000円分2,000円分3,000円分4,000円分
1,000~1,999株ギフトカード 15,000円分2,000円分3,000円分4,000円分
2,000~4,999株ギフトカード 20,000円分2,000円分3,000円分4,000円分
5,000~9,999株ギフトカード 25,000円分2,000円分3,000円分4,000円分
10,000株以上ギフトカード 50,000円分2,000円分3,000円分4,000円分
エディオン

同業界と比べてPBRとPERは標準か割安ですが、同業界と比べてROEとROAは高く、全体的に割安といえます。

今期は、家電全般の売上が良く、特に猛暑によるエアコンの業績が良かったため、売上高は伸びていますが、オープン費やシステム関連費など増加した事により増収減益となっています。

来期予想業績は、節約志向となる予想から購買意欲が薄れると思われますが、パリオリンピック・パラリンピックなどによる映像家電、省エネなどのリフォーム事業の補助金交付による受注増の予想から増収増益となっていますが、信用取引残の貸借倍率は0.97倍で回転日数は10.6となっており、株価下降を予想する投資家が割合が多く、回転日数から平均した取引期間もそれほど短くない事から徐々に下がる可能性があると考えます。


NISA銘柄としてのメリットは、エディオンで買い物をしている方には良い株主優待であり、配当もあるので、長期保有としてなかなか魅力があります。

デメリットは、業界5位と人件費などの経費がかさんで損失などで株価低下のリスクがあると思われ、オンラインで買う人が増えているので、これからの売上が不安なところもあります。

エディオンもオンラインショップやリフォーム事業やプログラミング教育事業など展開しているとはいえ、これからの経営戦略は今後のエディオンを左右すると思われるので、リスクは高いといえます。

なんば本店の資産としての運用や働き甲斐のある職場の強化による人材育成が、専門性の高いスタッフ配置により来店客数を伸ばし、エネルギー事業の強化によりエディオンは、勝ち残っていくと考えます。

まとめると配当株ですが、将来性に不安がありますが、資産の運用次第ではまだまだ成長すると思われます。

株価購入を考えてる方は、個人の判断でお願いしますが、今年は動向を探りつつ、購入の機会を伺うか、ドルコスト平均法の購入方法で少しずつの購入が良いと思います。

詳しくは下の記事で↓

この記事はbradの質問を参考に作成しました。

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引用元:エディオン

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