この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
JT(2914)は、日本たばこ産業株式会社の略称です。
タバコ事業を中心に、医薬品、加工食品、介護用品などの事業を展開し、国内では、シェア1位のタバコメーカーであり、海外市場にも積極的に進出しています。
安定収益からの配当株として魅力的で、1株またはS株でもおすすめする銘柄です。
健康志向の動きがあることから将来性は少し心配ですが、収益性の高さとたばこ事業が中心ですが、ほかの産業もよく、冷食・常温事業はテーブルマークは、人気が高い商品と言えます。
日本たばこ産業株式会社 会社概要
会社概要
- 社名: 日本たばこ産業株式会社
- 設立: 1985年4月1日
- 本社: 東京都港区⻁ノ⾨4-1-1
- 代表取締役社長: 寺畠 正道
- 従業員数: 連結 53,239人、単体 5,940人(2023年12月31日現在)
事業内容
- たばこ事業: 紙巻たばこ、加熱式たばこ、葉巻たばこなどを製造と130以上の国や地域に販売し、グローバルたばこカンパニーとして世界中で事業を展開しています。
製造・販売だけでなく、マナー向上に向けた啓発活動や分煙環境の整備にも力を入れてます。
- 医薬事業: 医薬品、医療機器など”「循環器・腎臓・筋」「免疫・炎症」「中枢」の3領域を中心に医療用医薬品の研究開発、製造販売を行っています。”
国内外にネットワークやグループ会社の連携を活用するグループ会社の鳥居薬品やアメリカのアクロス・ファーマーとともに新薬などの研究開発に取り組んでいるようです。
取り扱っている製品は、”「コレクチム®軟膏0.5%、0.25%」「リオナ®錠250mg」「エナロイ®錠2mg、4mg」など”があります。
- 加工食品事業: 加工食品、飲料などを製造・販売しています。
冷食・常温事業はテーブルマークが、調味料事業は富士食品工業を中心に展開,米国やアジアに4ヵ所の拠点があります。
さぬきうどん系商品は、冷凍うどん人気ランキングの上位に入る商品で、独自の酵母技術、加工・冷凍技術を有し、食の安全管理を基盤とした効率的で高品質な生産体制を構築しており、”富士食品工業(株)金谷工場(静岡県島田市)では、オンサイト型PPAモデル活用の太陽光発電設備を導入し、2024年2月より稼働開始”しており、環境配慮した体制の強化も行っていると思われます。
引用元:mybest
- その他事業: 不動産事業、物流事業などを展開しています。
サスティナビリティ、スポーツ文化支援(バレボールや将棋など多数)、人財マネジメントも展開しています。
企業理念
「人々の暮らしに潤いと豊かさを提供するとともに、社会の発展に貢献する」
日本たばこ産業株式会社(JT)の強みと課題
強み
- 高いブランド力: 国内外で高いブランド力を持つたばこブランドを多数保有しています。
- 豊富な商品ラインナップ: 紙巻たばこ、加熱式たばこ、葉巻たばこ、医薬品、医療機器、加工食品、飲料など、幅広い商品を取り揃えています。
- グローバル展開: 世界130以上の国と地域で事業を展開しています。
- 安定収益基盤: たばこ事業を中心に、安定収益を上げています。
国内外のタバコ事業が9割の売上高を占め、高い営業利益率を誇っており、円安の影響もあると思いますが、年々増加傾向のようです。
日本たばこ産業株式会社は、日本国内におけるたばこ市場のシェア約60%、販売数量世界3位の国内最大のたばこ会社です。
課題
- 喫煙率の低下: 国内外の喫煙率の低下が収益に影響を与えています。
- 健康志向の高まり: 健康志向の高まりから、たばこに対する風当たりが強くなっています。
- 規制強化: たばこに対する規制が強化されています。
喫煙に対する健康リスク低減製品の開発,周囲の迷惑低減を考え、燃焼させない新しいスタイルなど検討しているようです。
また、不正に持ち込みや販売の問題に対しても活動をしています。
6. 今後の展望
- たばこ事業の改革: 加熱式たばこなどの新型たばこへの注力を進め、たばこ事業の改革を進めます。
- 医薬事業の拡大: 医薬事業の拡大を通じて、収益源の多角化を進めます。
- 海外事業の拡大: 海外事業の拡大を図り、グローバル企業としての成長を目指します。
8. 参考情報
日本たばこ産業株式会社(JT)の株価指標
2024年11月26日
- 株価:4253円(2914)
- PER:16.17倍
- PBR:1.7倍
- 時価総額:約8.49兆円
- 発行株数:約20億株
- ROA:6.97%
- ROE:13.09%
- 売上高(前期比):約2.8兆円(6.4%) 来期予想:約3.01円
- 経常利益(前期比):約6724億円(609.8%)来期予想:約6480億円
- 配当利回り:4.56% 配当性向:71.4% DOE:9.28%
- 営業CF:プラス 投資CF:マイナス 財務CF:マイナス 積極投資企業と言えます。
日本たばこ産業株式会社(JT)の5年間株価チャートです。
引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat
PER,PBRは標準から株安となっており、ROAとROEともに標準といえ、利益率に5年ほど変動がありますが、チャート上は少しずつ上昇してきていると思われます。
PBR,PER,ROE,ROA,DOEについては↓
貸借倍率:28.07倍で回転日数は25.1日となっており、株価が上がる予想の投資家が多く、回転日数が長い事から含み損も考えられますが、比較的長期での株価上昇を予想している投資家が多いと信用取引残の指標から分析できます。
日本たばこ産業株式会社(JT)のNISA銘柄としてのメリットとデメリット
メリットは、主力のたばこ産業の安定した収益からの配当株が魅力的です。
過去5年間において上下するものの売上高2兆円以上をキープしており、2021年度は減配していますが、その他は増配しており、配当性向70%を目標とし、成長投資と収益性の改善などにも力を入れていると思われる事から短中期的に保有するに適していると思われます。
デメリットは、健康志向からのたばこ産業後退が、リスクです。
長期でも良いですが、健康志向関係のニュースなどの情報はチェックしておくことをお勧めします、たばこ税増収は、株価を下げる要因ともいえるので、購入されるなら注視は必要で、成長投資や収益性改善に力を入れているとはいえ、バランスシートの改善を行わないかぎり、停滞していくと考えられ、医療事業や加工食品事業の事業拡大が課題といえます。
短中期、長期のどちらの場合でもご自身で損切りラインを決めておいた方が良いでしょう。
株価購入を考えている方は、個人の判断でお願いしますが、今年は動向を探りつつ、購入の機会を伺うか、ドルコスト平均法の購入方法で少しずつの購入が良いと思います。
詳しくは下の記事で↓
この記事はbradの質問を参考に作成しました。
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