三菱重工業株式会社(7011)は、日本の重工業メーカーです。
1950年に設立され、造船、航空機、エネルギー、交通システムなどの事業を展開しています。本社は東京都千代田区にあり、従業員数は約8万人です。
2024年3月29日を基準値とし、2024年3月31日から株式が1/10に分割されます。
これにより、三菱重工業の株が購入しやすくなります。
メリットは安定した収益ですが、受注の遅れなどデメリットもあり、配当利回りも少ないです。
安定しながらも成長していく銘柄なので、長期運用に向いていると思います。
この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットし、投資初心者などに読んでもらって知識を深めていただきたいと思ってます。
上級者やもっと詳しく調べたい方は,この記事とほかのWEBも読んでいただくことをおすすめします。
事業内容
- 造船:
三菱重工業は、世界最大の造船会社の一つであり、商船、タンカー、軍艦などを建造しています。 - 航空機:
三菱重工業は、日本の航空機産業のリーディングカンパニーであり、戦闘機、ヘリコプターなどを製造しています。 - エネルギー:
三菱重工業は、火力発電、原子力発電、風力発電などのエネルギーシステムを開発・製造しています。 - 交通システム:
三菱重工業は、鉄道車両、自動車、船舶などの交通システムを開発・製造しています。
エナジー:41.4%、プラント・インフラ:16.1%、物流・冷熱・ドライブシステム:28.6%、航空・防衛・宇宙:14.7%がセグメント別の売上比率となっています。
三菱重工業の強みと課題
強み
- 幅広い事業領域: 三菱重工業は、エネルギー・環境、交通・モビリティ、航空機・防衛、宇宙・海洋など、社会基盤を支える幅広い事業領域を展開しています。これは、長年にわたって培ってきた技術力と経験に基づいたものであり、世界トップレベルの技術力と高い信頼性を誇ります。
- 高い技術力: 三菱重工業は、航空機エンジン、ガスタービン、原子力発電設備など、高度な技術力が必要とされる分野で世界トップレベルの技術を保有しています。近年では、AIやIoTなどのデジタル技術を活用した新たな製品・サービスの開発にも積極的に取り組んでいます。
- グローバルな展開: 三菱重工業は、世界中に拠点を持つグローバル企業です。海外売上高比率は約40%であり、世界市場で競争力を発揮しています。
- 政府の防衛事業拡大:政府が国防強化のため防衛予算を大幅に増やすことを背景に受注が伸びており、2027年3月期までに宇宙を含む事業売上高を現状の2倍の1兆円規模に拡大する計画であり、すでにPATRIOT量産(統合防空ミサイル)やサイバー防衛などに取り組んでいます。
引用元:ニュースイッチ
課題
- 事業環境の変化: 三菱重工業が事業展開する環境は、近年大きく変化しています。エネルギー分野では、脱炭素化に向けた動きが加速しており、従来の火力発電事業への影響が懸念されています。また、交通・モビリティ分野では、自動運転やEVの普及により、新たな競争相手が出現しています。
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- 収益性の改善: 三菱重工業は、近年収益性の改善が課題で、事業環境の変化に加え、新規事業への投資拡大などが影響していると考えられます。
- 組織改革: 三菱重工業は、組織改革を進めています。これは、事業環境の変化に対応するために、意思決定の迅速化や組織の活性化を図るためです。
今後の展望
三菱重工業は、事業環境の変化に対応するために、以下の取り組みを進めています。
- 成長分野への投資拡大: 三菱重工業は、環境・エネルギー、交通・モビリティ、デジタル技術などの成長分野への投資を拡大しています。
- 収益性の改善: 三菱重工業は、コスト削減や事業ポートフォリオの見直しなどにより、収益性の改善を進めています。
- 組織改革: 三菱重工業は、組織改革を進め、意思決定の迅速化や組織の活性化を図っています。
これらの取り組みを通じて、三菱重工業は、今後も社会の発展に貢献していくことが期待されます。
ロケット事業に取り組んでおり、日本の種子島センターは北緯約30度に位置し、自転の影響でロケットを打ち出すのに向いており、これからロケットによる輸送業が、重要となってきます。
三菱重工業は、契約からロケット打上げまでのトータルサポートしており、このロケット事業が、三菱重工業が生き残るための政策の一つといえ、成長していくと思われます。
引用元:三菱重工業
株価指標
2024年5月8日
- 株価:1327.5円(7011)
- PER:23.13倍
- PBR:2.33倍
- 時価総額:約4.8兆円
- 発行株数:約33億株
- ROA:2.46%
- ROE:7.86%
- 売上高(前期比):約4.6兆円(10.8%)
- 営業利益(前期比):記載なし
- 経常利益(前期比):約3151億円(64.9%)
- 配当利回り:1.21% 配当性向:27.9% DOE:約2.6%(累進配当をDOE:4%を目安。) 累進配当=業績の減益でも支払われる配当額
5年間チャートです。
![](https://okeihan1214.com/wp-content/uploads/2024/04/image-39.png)
- 引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat
株価は1/10分割となり、少し購入しやすい価格となってます。
同業界と比べてPER,PBRは標準もしくは割高で、ROA,ROEは割安に思います。
PER,PBR,ROA,ROEについては↓
2023年度は業績が良く、業務予想は、売上高は約4.9兆円(5.2%)と経常利益は約3300億円(4.7%)とあがる予想で、貸借倍率は8.87倍で回転日数は12.6日となっており、将来的には株価上昇を予想している投資家が多いと思います。
防衛や原子力の受注増勢やガスタービン好調などで今期も好業績であり、来期予想も業績を保つ可能性があると思われます。
NISA銘柄としてのメリットは安定した基盤、グローバル展開の大きさ、政府の防衛事業の拡大などから安定株といえ、配当利回りは少なめですが、不祥事や社会情勢がない限り、安定した収益が見込めます。
デメリットとしては、受注の遅れや人材不足などで収益減少の影響による株価変動リスクがあります。
今まで、安定した収益でよい銘柄でしたが、株価が高いため、購入には資金が必要でしたが、1/10分割で、購入が比較的しやすくなった事がとても大きく、購入する方は、増えていくと思われます。
.三菱重工業のNISA銘柄としてのメリット・デメリット
- メリット
- 安定した基盤
- グローバル展開
- 政府の防衛事業拡大
- デメリット
- 受注の遅れ
- 人材不足
投資のポイント
- 三菱重工業は、株式分割により購入しやすい価格になった。
- 同業界と比べて、PER、PBRは標準もしくは割高。
- ROA、ROEは割安。
- 2023年度は業績が良く、今後の成長も期待できる。
- NISA銘柄として、安定した収益が見込める。
- 購入は、個人の判断で慎重に行う。
株価購入を考えてる方は、個人の判断でお願いしますが、今年は動向を探りつつ、購入の機会を伺うか、ドルコスト平均法の購入方法で少しずつの購入が良いと思います。
詳しくは下の記事で↓
この記事はbradの質問を参考に作成しました。
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引用元:三菱重工業
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