【NISA】ソラコム:成長期待株も競争激化リスク、強みと課題を解説

ソラコム(4839)は、世界中のあらゆるモノをインターネットにつなぎ、新たな価値を創造するIoTプラットフォームSORACOMを提供する、世界をリードするIoTサービスプロバイダです。

スタートアップし、2024年3月26日にIPOにより上場した企業で、IoTプラットフォームSORACOMの開発と実用によってまだまだ大きくなっていきそうな企業ですが、競合他社が強大な事と配当金が今のところですがないところがリスクといえます。

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

株式会社ソラコム 会社概要

設立: 2014年11月10日

資本金: 21億7,283万円

従業員数: 約600名

代表取締役社長: 玉川 憲

本社所在地: 東京都港区元赤坂1丁目5−12 住友不動産元赤坂ビル 9階

事業内容:

  • IoTプラットフォームSORACOMの開発・提供
  • IoTデバイス向け通信サービスの提供
  • IoT関連ソリューションの提供

IoTとは、

Internet of Things

の略で、日本語では「モノのインターネット」と訳されます。

具体的には、

  • 自動車
  • 家電製品
  • 産業機械
  • ウェアラブルデバイス

など、様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換を行う仕組みです

ビジョン:

  • 世界中のあらゆるモノをインターネットにつなぎ、新たな価値を創造する

ソラコムは、通信サービス、デバイス管理、データ分析など、IoTに必要な様々な機能を提供しています。

また、ソラコムは、パートナー企業との協業を通じて、様々なソリューションを提供しています。

  • スズキとのモビリティ分野におけるIoT先進技術の活用を協業しています。
  • 2017年にKDDIグループに参加しており,IoTビジネスの協業やKDDIのサービス開発や新技術の研究に参加し,基盤を固めており,これからも協業関係は続くと思われます。

ソラコムは、今後もIoTの普及に貢献し、社会の発展に貢献していきます。

  • ソラコムは、世界100カ国以上で事業を展開しています。
  • ソラコムは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3大キャリアと提携しています。
  • ソラコムは、トヨタ自動車、日立製作所、パナソニックなどの大手企業と顧客としています。

強みと課題

強み

  • 世界をリードするIoTプラットフォームSORACOM:

SORACOMは、世界中のあらゆるモノをインターネットにつなぎ、新たな価値を創造することを可能にするプラットフォームです。

例えば,株式会社日本瓦斯(ニチガス)にガスメーターをデジタル化し,自動検針、遠隔でのメーター自動開閉や配送の効率化を目的とした「スペース蛍」を提供、作業の効率化などに大きく貢献をしているようです。

  • 豊富な機能:

SORACOMは、通信サービス、デバイス管理、データ分析など、IoTに必要な様々な機能を提供しています。 

遠隔監視制御や位置情報取得やセキュリティなど多額の設備投資をせずとも導入の手助けができるのも強みといえます。

  • グローバル展開:

ソラコムは、世界180カ国で事業を展開、日本,アメリカ,イギリスを拠点に海外売上高比率34.2%となっています。

  • 大手企業との顧客関係:

ソラコムは、トヨタ自動車、日立製作所、パナソニックなどの大手企業と顧客としています。

スズキやKDDI以外にも協業関係にある会社は多いようです。

エコシステムバートナー企業数は200社ほどです。


課題

  • 競争激化:

IoT市場は、国内外で競争が激化しています。

GAFAは、アメリカの巨大IT企業の総称で、海外の競合と言え,国内では、日立製作所(1位)、三菱電機(2位)富士通(国内3位)など大手が競合となっており,分類としては違う部分はあるかもしれませんが,ソラコムは創業して数年ほどしか経っていない事もあり、IoT業界ではランク外となっています。

開発スピードとパートナーシップとの協業強化などが、重要となってくると思います。

引用元:バフェットコード

  • 人材確保:

ソラコムは、事業拡大に伴い、人材確保が課題となっています。

リモートワークなどの活用により子育てと仕事の両立を心がけているようです。

  • 技術革新の加速:

IoT技術は日々進化しており、ソラコムは常に最新技術に対応していく必要があります。

ソラコムは、これらの強みと課題を克服し、今後も世界をリードするIoTサービスプロバイダとして成長していくことが期待されています。

株価指標

2024年9月26日

  • 株価:1240円(147A)
  • PER:81.05倍
  • PBR:6.5倍
  • 時価総額:約528億円
  • 発行株数:約4508万株
  • ROA:5.85%
  • ROE:8.04%
  • 売上高(前期比):約79億円(25.9%) 来期予想:約99.1億円
  • 経常利益(前期比):約7.2億円(617.5%)来期予想:約9.25億円
  • 配当利回り:0% 
  • 引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

1年チャート

SBI証券を引用

同業界と比べてPER,PBRは株価に対して利益や純資産が低いといえ、割高です。

ROEは、情報通信(目安は、業界別ですで違いがありますが、10〜13%くらいと思います。)としては少し低く、ROAは、情報通信(業種別で違いがありますが、目安は4〜7%くらいと思います。)は、標準といえます。

おそらくですが、まだ純資産や株価に対する利益が少ない可能性があり、経営戦略の見直しが必要と思われ、利益が伸びる可能性があります。

利益が伸びてくると純資産も増えてPBRとPERは、標準に近づくと思われ、来期予想の業績からもPBRと PERは低くなると考えます。

しかし、まだまだ上場して間もない事もあり、期待値も考え、買われる投資家が多かったと思われ、IPOによる利確の売りもあった(まだあるかもしれないです。)事から株価は下降しており、少し落ち着いているように思います。

PBR,PERについては↓

DOEは↓

課金アカウント数増加、商品販売なども好調で、人件費などの費用増ですが、増収増益となっており、IoT技術の需要が高まる事から来期予想も好業績と見ているようです。

貸借倍率は注文が少なく、信用買い注文が少しありますが、表示はされていないです。

回転日数は32.9日となっており、損切りの時期を待っている投資家や長い時期をかけて株価上昇を予想する投資家の買い注文の可能性があり、値動きは緩やかな可能性があります。


NISA銘柄としてのメリットは、IoTプラットフォームSORACOMの活用による成長と課金アカウント数7000を超えており、さらに件数を増えていくと思われ、純資産からの利益率が低いが、総資産に対しては標準的なので、個人的には利益率を高めるための事業拡大や収益性改善からの更なる業績アップによる株価上昇からの差益が最大のメリットと言えます。

デメリットは、配当がない事と競合他社が強大なため、開発の遅さや不祥事が、かなりのリスクといえ、受注による収益がほとんどのため、顧客のニーズに応えられない事は、大きく業績停滞と思われ、株価下落のデメリットはあると思います。

そして現在は、上場まもないので、上がりすぎた株価が下降し終えたか、まだ下降するのか、読みづらい事が最大のデメリットと言え、購入時期が難しいです。

競合他社との協業などで、競争激化をゆるめるなどの対応をしていくと思われます。

長期保有に向いているとは言え,ご自身で損切りラインを決めておいた方が良いでしょう。

株価購入を考えてる方は、個人の判断でお願いしますが、今年は動向を探りつつ、購入の機会を伺うか、ドルコスト平均法の購入方法で少しずつの購入が良いと思います。

詳しくは下の記事で↓

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事はbradの質問を参考に作成しました。

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引用元:ソラコム

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