ENEOSホールディングス(ここでは、エネオス)(5020)は、石油精製・販売、石油化学、電力・エネルギー、サービス、海外事業を展開する総合エネルギー企業です。
2017年にJXホールディングスと東燃ゼネラルエナジーが経営統合して誕生しました。
株価が安く、広く名が知られている会社なので、NISA銘柄として魅力がありそうですが、強み、課題などをいれて解説します。
この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
エネオスの強みと課題
強み
- 国内最大の石油精製・販売事業者
エネオスは、国内最大の石油精製・販売事業者です。
国内の石油処理能力174万バレル/日、全国約12000の系列給油所を展開しており、国内シェアは約50%を占めています。(いずれも国内1位)
- 世界有数の石油化学事業者
エネオスは、言わずと知れた世界有数の石油化学事業者です。
国内シェア率もよく、海外にも拠点を展開しております。
- 再生可能エネルギー事業の拡大
エネオスは、再生可能エネルギー事業の拡大に積極的に取り組んでいます。
太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーの設備容量の拡大に努めてます。
EVステーションや水素ステーションもあるようです。
エネファームや電気床暖房なども展開しており、電力やガス事業、モビリティサービスなども行っています。
ペロブスカイト太陽電池の主原料の要素の生産能力を2倍にする事となり、今後に期待がかかると思われます。
ペロブスカイト太陽電池についてはこちら
引用元:日本経済新聞
今後も、再生可能エネルギーの設備容量を拡大していく方針です。
課題
- 脱炭素化への対応
世界的な脱炭素化の流れの中で、エネオスは、石油・石炭などの化石燃料の依存度を下げ、再生可能エネルギーや水素などの低炭素エネルギーへの転換を進めていく必要があります。
自動車向けCN燃料の記事
- ガソリンスタンドの競争激化
電気自動車やカーシェアリングなどの普及により、ガソリンスタンドの需要が減少する可能性があります。
エネオスは、ガソリンスタンドの新たな価値を創造し、競争力を維持していく必要があります。
株価指標(株価、PER,PBRなど)と新NISA銘柄としての評価
2024年6月18日現在のENEOSホールディングスの株価指標
- 株価:808.7円(5020)
- PER:11.36倍
- PBR:0.75倍
- 時価総額:約2.4兆円
- 発行株数:約30億株
- 売上高(前期比):約13.8兆円(-7.7%)
- 営業利益(前期比):約4649億円(65.3%)
- ROA:1.47%
- ROE:5.03%
- 配当利回り:2.72% 配当性向:23% DOE:1.15%
5年間チャートです。
![](https://okeihan1214.com/wp-content/uploads/2024/04/image-26.png)
SBI証券を参考に作成しました。
引用元https://www.sbisec.co.jp/ETGate/
全体として割安で利回りも良いですが,原油価格の変動や脱炭素化の動きなどのリスクがあるので、中長期だと少し不安があると私は考えます。
また、来期の業績予想は、売上高約14.6兆円(5.4%)、営業利益約4000億円(-14%)で原油価格、銅の国際価格、ドルなどを今季より低く見積もっていると思われるため、減益予想となっていると思われます。
信用取引残の貸借倍率8.16倍、回転日数4.2日で株価上昇する事を予想する投資家が、比較的に多いと考えます。
これらの事と株主総会で、予想通りの場合は、株価上昇もあり得るかもです。
私の予想ですが,3月の確定権利日に向けて株価は上昇していくと考えます。
大量に売って株価を下げて少しずつ買って売った分以上に買っていくのが、よくある手段ですが、一概にそうなるとは限りません。
これからのチャートはしっかりチェックすることをおすすめします。
新NISA銘柄としての評価
エネオスは、新NISA銘柄として、以下の点から評価することができます。
- 安定した収益基盤
エネオスは、石油精製・販売、石油化学、電力・エネルギーなどの事業を展開しており、安定した収益基盤を有しています。
- 成長性
エネオスは、再生可能エネルギー事業や海外事業の拡大などにより、成長を続けています。
- 配当性向
エネオスは、配当性向を30%程度に設定しており、安定した配当を期待できます。
ただし、課題については,注意が必要です。
- 脱炭素化への対応
脱炭素化への対応で、脱炭素化の流れが加速した場合、業績への影響が懸念されます。
- ガソリンスタンドの競争激化
ガソリンスタンドの競争激化で、ガソリンスタンドの需要が減少した場合、業績への影響が懸念されます。
競合他社の出光興産について↓
総合的に判断すると、エネオスは、株価が安く,安定した収益基盤、成長性、配当性向は、魅力的なNISA銘柄であり、少額投資に向いていますが、リスクもあります。
脱炭素化への対応やガソリンスタンドの競争激化などのリスクです。
たた、石油は、日本に欠かせない資源ですし、脱炭素化の道は、まだ先なのかと思います。
必ずとは言えませんが、10年ほどは、石油の売上が急速に下がる事は少ないと考えます。
そして原油価格がエネオスの株の値動きに左右されやすいことを理解しておいてください。
そのためか、値動きが激しい事が、信用度を下げており、将来性の不安なども含めてエネオスの株価が安いのではと私は思います。
それでも収益基盤は魅力なので、配当金目的で買っている投資家も多いと言われてます。
再生可能エネルギーに転換が、今後の成長につながると思いますし,株価上昇も見込めます。
今後の動向をチェックしておいて購入を考えるべきです。
私の分析なので,購入の判断は,余裕資金を持って他のサイトも参考にご自身の判断でお願いします。
価格変動リスクなどのためにドルコスト平均法の購入方法があります。
詳しくは下の記事で↓
この記事はbradの質問を参考に作成しました,株の購入は、ほかのwebなども参考にし,慎重にお願いします、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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引用元:ENEOS https://www.eneos.co.jp/
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