【NISA】住友理工(5191)の株価は?株主還元、業績など解説

住友理工株式会社(5191)は、自動車用防振ゴムやホースなどの世界トップシェアを誇る、1929年創業のゴム製品メーカーです。

急激な営業利益増で、信用取引残の貸借倍率がかなり高くなっている事から、株価上昇も期待できる銘柄ですが、値動きが激しく、信用取引の買い注文に多いという事は、株価下落も秘めているといえます。

しかし、株主還元に力を入れていく事から増配もあるので、注目をしたい銘柄といえます。

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

住友理工の会社概要

設立: 1929年(昭和4年)12月

従業員数: 連結 25,045名 単独 3,249名

代表取締役社長: 清水 和志

本社所在地: 名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋

事業内容:

  • 自動車用品部門(防振ゴム、ホース、制遮音品・内装品、シール材)
  • 一般産業用品部門(プリンター機能部品、産業用ホース、鉄道車両用防振ゴム、制震ダンパー)

住友理工株式会社は、自動車用防振ゴム、ホース、内装品、制遮音品、燃料電池部材、ゴムシール材などの製造販売を行う、世界をリードするゴム製品メーカーです。

住友理工の強みと課題

強み

  • 高い技術力:

住友理工は、長年にわたる研究開発によって培ってきた高い技術力を持っています。

特にコア技術の合成・改質・配合の 各技術をベースとする高分子材料技術や製品に必要な性能や
信頼性を自社で評価・検証する総合評価技術を相互連携させ、振動特性、バリア性,電気特性、耐油性、熱特性、成型加工性にすぐれた商品を開発しています。

  • グローバル展開:

住友理工は、世界中に23ヶ国84社の拠点を持つグローバル企業です。

  • 顧客との強い関係:

住友理工は、顧客との強い関係を築いています。

トヨタ自動車との関係性は強く,燃料電池自動車にも住友理工は関わっています。

  • 豊富な製品ラインナップ:

住友理工は、自動車用防振ゴム(世界シェア28%)、自動車用ホース(世界シェア19%)、内装品、制遮音品、燃料電池部材、ゴムシール材など、幅広い製品ラインナップを持っています。

また、燃料電池自動車向けのゴム製シール部材も製造しています。


課題

  • 自動車産業への依存度:

住友理工は、売上高の約8割近くを自動車産業に依存しています。

2022年度自動車用品4803億円に対して一般産業用品は607億円となっています。

  • 競争激化:

住友理工は、国内外の競合企業との競争が激化しています。

ゴム製品売上高一位はブリヂストンであり、住友理工は5位となっています。

世界シェアが高いとはいえ、製品開発の遅れが業績悪化となると考えます。

引用元:バフェットコード

  • 技術革新の加速:

住友理工は、技術革新の加速に対応していく必要があります。

燃料電池自動車の開発に携わっており、CASEを素材の力で加速させる事に力を入れてます。

  • 人材確保:

住友理工は、事業拡大に伴い、人材確保が課題となっています。

女性比率を30%以上を目標に日本だけでなく、米州,欧州、アジアにも多くの従業員がおり、Eラーニングを活用し,人材育成に努めています。

住友理工は、これらの強みと課題を克服し、今後も成長していくことが期待されています。

住友理工の株価指標(PBR,PER,ROE,ROA,配当など)

2024年8月19日

  • 株価:1408円(5191)
  • PER:9.08倍
  • PBR:0.74倍
  • 時価総額:約1472億円
  • 発行株数:約1億株
  • ROA:4.43%
  • ROE:10.26%
  • 売上高(前期比):約6154億円(13.8%) 来期予想:約6315億円
  • 経常利益(前期比):約339億円(105.2%)来期予想:約350億円
  • 配当利回り:2.7%  配当性向:20.1% DOE:1.05%
  • 引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

五年チャート

同業界と比べてPER,PBRは割安といえ、ROE,ROAは比較的高く、DOEは少し低いと思われます。

PBR,PERについては↓

DOEは↓

営業利益幅増は、トヨタ生産が良好で、一般産業品が落ちているが,全体的に増益し、グローバル事業で欧州が少し回復傾向です。

来期予想は、少し下がる予想ですが、SBIの来期予想はプラスとなっており、動向に注視は必要ですが、下がったとしても大幅には下がらないと思われます。

EV対応も順調のようで、駅ホーム用の転落防止ゴムを約130駅に設置しており、これからも需要が高くなると考えます。

貸借倍率は19.18倍で回転日数は16.6日となっており、株価が上がると予想する投資家が多く、信用買い注文が多く、回転日数も短い事から値動きは激しいと考え、営業利益大幅増なども信用買いが増えている要因とも言えます。

住友理工のNISA銘柄としてのメリットとデメリット

NISA銘柄としてのメリットは、これからも収益が伸びそうで、2025年度までにROE:8%以上、配当性向:30%以上の目標を掲げています。

業績の伸びが、増配の可能性を高める事などから株価上昇もあり得るので、長期配当株としても期待が持てます。

デメリットは、開発の遅れが、業績悪化につながり、減配や株価下降となると思われます。

材料費高騰も利益を下げる要因とも言えます。

まとめると増配や株価上昇は見込めますが、急激な営業利益増が、今後も保てるかがリスクといえ、開発の遅れもリスクといえます。

長期保有に向いているとは言え,ご自身で損切りラインを決めておいた方が良いでしょう。

株価購入を考えてる方は、個人の判断でお願いしますが、今年は動向を探りつつ、購入の機会を伺うか、ドルコスト平均法の購入方法で少しずつの購入が良いと思います。

詳しくは下の記事で↓

この記事はbradの質問を参考に作成しました。

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引用元:住友理工

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