ヤマダHD(9831)は、「暮らしをまるごと提案」をコーポレートメッセージに掲げる、日本国内で約1,000店舗の家電量販店を展開する売上高業界1位の企業です。
NISA銘柄としての配当もあり、株主優待もヤマダ電機を普段から利用する方には魅力ですが、業績が落ちてきている事が気になります。
この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。
投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。
上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。
ヤマダHDの会社概要
設立
1973年4月
2020年10月1日持株会社化に伴い、「株式会社ヤマダ電機」から商号変更
本社所在地
群馬県高崎市栄町1番1号
代表取締役社長
山田昇
従業員数
連結25,284人
単体600人
事業内容
- 家電量販店事業
- 住宅設備事業
- リフォーム事業
- 金融事業
- その他関連事業
株主構成
- 山田家:約30%
- 金融機関:約20%
- その他:約50%
コーポレートメッセージ
- 「暮らしをまるごと提案」
経営理念
- 「創造と挑戦」
- 「感謝と信頼」
環境への取り組み
- CO2排出量削減
- 資源リサイクル
- 省エネルギー
社会貢献活動
- 地域社会への貢献:工場見学など地域との信頼関係を築いています。
- 教育支援:「次世代育成支援対策推進法」に基づき、一定の基準を満たした基準適合事業主として認定された「くるみん(次世代認定マーク)」を取得しています。
- 環境保全活動:YAMADA GREENマークを作成、再生プラスチックを使用した商品、CO2を排出しないスマートハウス、リサイクル活動など環境保全活動に力を入れてます。
ヤマダHDの強みと課題
強み
- 圧倒的な店舗網: 日本国内で約1,000店舗の家電量販店を展開しており、圧倒的な店舗網を誇っている。
- 知名度とブランド力: 長年の営業活動により、高い知名度とブランド力を築いている。
- 充実した品揃え: 家電製品だけでなく、家具や生活雑貨など、幅広い商品を取り揃えている。
- 顧客ニーズに合わせたサービス: 丁寧な接客や、修理・設置サービスなど、顧客ニーズに合わせたサービスを提供している。
- 地域密着型の経営: 地域社会に貢献する活動や、地域に根差したサービスを提供している。
- ポイントプログラム: ヤマダ独自のポイントプログラム「ヤマダポイント」を導入しており、顧客の購買意欲を高めており、ANAポイントやYOSHIKEIなどに交換可能です。
- eコマース事業: 近年注力しているeコマース事業も成長しており、新たな顧客層を獲得している。
課題
- 家電量販店市場の競争激化: ビックカメラやエディオンなど、競合他社の攻勢が強まっている。
- 価格競争: 家電製品は価格競争が激しく、利益率の低下が課題となっている。
- ネット通販の台頭: Amazonや楽天市場など、ネット通販の台頭により、店舗型家電量販店の顧客が減少している。
- 顧客ニーズの多様化: 顧客ニーズが多様化しており、全ての顧客に満足できるサービスを提供するのは難しい。
- 高齢化による人材不足: 従業員の高齢化が進み、人材不足が課題となっている
高級家具を中心とした新業態アウトレット店舗を展開し、オリジナル商品やモデルチェンジ品のお買い得商品の品揃え強化、DX戦略の強化(アプリの活用、チラシのデジタル化など)、顧客ビックデータの活用(ピンポイントの広告通知など)、グループインフラを最大限活用したEコマース事業拡大など競合他社との差別化を図り、「群馬県いきいきGカンパニー」認証制度において「ゴールド認証」を取得し、人材育成の課題に取り組んでいます。
引用元:バフェットコード
ヤマダHDの株価指標(PBR,PER,ROE,ROA,配当,株主優待など)
2024年8月21日
- 株価:446.5円(9831)
- PER:10.81倍
- PBR:0.5倍
- 時価総額:約4329億円
- 発行株数:約9.6億株
- ROA:1.88%
- ROE:3.94%
- 売上高(前期比):約1.59兆円(‐0.5%) 来期予想:約1.64兆円
- 営業利益(前期比):約414億円(‐5.8%)来期予想:約500億円
- 配当利回り:2.91% 配当性向:37.4%(24年3月期決算短信より) DOE:1.4%
5年間チャートです。
引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat
株式数に応じた株主優待制度
基準日 | 所有株式数別の優待内容 | 発送時期 | |||
100株~ 499株 | 500株~ 999株 | 1,000株~ 9,999株 | 10,000株以上 | ||
3月末 | 500円分 (1枚) | 2,000円分 (4枚) | 5,000円分 (10枚) | 25,000円分 (50枚) | 6月下旬 |
9月末 | 1,000円分 (2枚) | 3,000円分 (6枚) | 5,000円分 (10枚) | 25,000円分 (50枚) | 12月中旬 |
同業界と比べてPBRとPERは標準か割安ですが、同業界と比べてROEとROAは高く、全体的に割安といえます。
物価高や人件費・設備投資と令和6年能登半島地震などの自然災害による損失があり、減益ですが、金融事業の住宅ローンや保険などが好調であり、地政学リスクや円安進行などリスクには十分な注意が必要ですが、ゆるやかな業績回復すると思われます。
来期予想業績も良く、貸借倍率は8.41倍で回転日数は7.7日となっており、株価上昇を予想する投資家が比較的多く、信用買いが多いと思われるので、値動きが激しくなる可能性を秘めています。
ヤマダHDのNISA銘柄としてのメリットとデメリット
NISA銘柄として、ヤマダ電機など利用する方におすすめで、配当もそれなりにあり、株価が安い事がメリットと言え、成長も続けていくと考えられます。
デメリットは、業績が落ちており、家電量販店業界の競争激化している事からさらなる業績停滞もありうると思い、株主優待はエディオンの方がお得と思います。
まとめると配当株もいいところですが、株価安価はかなり魅力的ですが、業績が落ちており、長期として不安なところがあり、株主優待がエディオンに比べるとあまりよくないと思います。
エディオンについて↓
株価購入を考えてる方は、個人の判断でお願いしますが、今年は動向を探りつつ、購入の機会を伺うか、ドルコスト平均法の購入方法で少しずつの購入が良いと思います。
詳しくは下の記事で↓
この記事はbradの質問を参考に作成しました。
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引用元:ヤマダHD