ユナイテッドアローズは、「上質な素材と洗練されたデザイン」で知られる日本のアパレルブランドです。
2024年春夏、「グリーンレーベルの結論。」シリーズのMEGUMIさんを起用した新CMが4月5日(金)よりスタートし、話題になってます。
引用元:ユナイテッドアローズ
2024年3月期から年間配当が一株8円増え、55円増配、株主優待もあり、なかなかの配当株です。
NISA銘柄として魅力的ですが、アパレル業界は、競合他社も多く、流行から取り残されると業績悪化につながる厳しい業界です。
配当利回りの良さと株主優待はよいものの、長期保有には少しリスクがある銘柄といえます。
この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットし、投資初心者などに読んでもらって知識を深めていただきたいと思ってます。
株式会社ユナイテッドアローズ
会社概要
- 設立:1989年
- 本社:東京都渋谷区
- 代表取締役社長:松崎善則
- 従業員数:約3575人
- 事業内容:アパレル商品の企画・製造・販売
事業内容
- UNITED ARROWS:メンズ、ウィメンズ、キッズ向けのオリジナルブランド
- BEAUTY&YOUTH:若者から大人向けでカジュアル過ぎず、キレイ目なデザインが特徴的。
- GREEN LABEL RELAXING:子供のいるファミリー向けのファッションアイテムや様々な年代層の人々から、大きく支持されているブランドで、ファッションセンスが高く安い洋服をコンセプトにしています。
- その他:国内外の有名ブランドの取り扱い
強み
- 独自の編集力:
ユナイテッドアローズは、独自のセンスで国内外のブランドをセレクトし、独自の編集力で商品を提案しています。 - 高品質な商品:
ユナイテッドアローズは、高品質な商品を提供することにこだわっています。
大量生産ではなく、サスティナビリティな活動も重視し、お客様層を広げ、価値提供の範囲を拡大させていく志向への切り替えて、商品開発を進めている事が強みとなっているようです。
- 顧客満足度:
ユナイテッドアローズは、顧客満足度の高い企業として知られています。
コロナ渦が過ぎたとはいえ、ふらっと店舗にくる顧客が少なくなっている印象ですが、そんな中で、確かな収益を得ている事からユナイテッドアローズのブランド戦略は、多くのニーズに応えられている事を意味していると考えます。
そのほか、DX戦略によりAIを採用した正しい需要把握と、AIによる商品管理を実践し、高度なサプライチェーンの構築に努めています。
課題
- 競争激化:
アパレル市場は、世界的に競争が激化しています。
ファーストリテイリング株式会社↓
- ECの台頭:
ECの台頭により、店舗販売への影響が懸念されています。
2021年4月、同社はDX推進センターを設立し、広告宣伝や販促におけるデジタルシフトを加速させており、店舗での豊かな顧客体験をいかし、デジタルで得た情報と組み合わせて顧客に提案していく事で、店舗スタッフのブログによるSNS発信などで、店舗離れを防ぐ活動とオンラインショップとしては2022年3月に自社ECサイトとECアプリをリニューアルし、新たな一歩を踏み出して課題に取り組んでいます。
- 人材不足:
高齢化や人口減少により、人材不足が深刻化しています。
今後の展望
ユナイテッドアローズは、「真心と美意識をこめてお客様の明日を創り、生活文化のスタンダードを創造し続ける。」というコーポレートメッセージのもと、アパレル商品の企画・製造・販売を通じて、人々の豊かな生活を創造していきます。
株価指標(株価、PER,PBRなど)と新NISA銘柄としての評価
2024年4月6日現在のユナイテッドアローズの株価指標
- 株価:1916円(7606)
- PER:10.95倍
- PBR:1.65倍
- 時価総額:約538億円
- 発行株数:約1.1億株
- 売上高(前期比):約1301億円(9.9%)
- 営業利益(前期比):約63億円(278%)
- ROA:7.18%
- ROE:13.61%
- 配当利回り:3.09% 配当性向:30.8% DOE:4.19%
- 株主優待:毎年3月31日を権利確定日として株主名簿に記載された株主様へ実施しており、以下の通り、所有株式数に応じて15%割引の株主優待券を贈呈いたします。
- 100株以上保有の株主様に対し2枚
- 200株以上保有の株主様に対し4枚
- 500株以上保有の株主様に対し6枚
- 1,000株以上保有の株主様に対し10枚
SBI証券を参考に作成しました。
5年間チャートです。
![](https://okeihan1214.com/wp-content/uploads/2024/04/image-29.png)
3年間チャートです。
![](https://okeihan1214.com/wp-content/uploads/2024/04/image-30.png)
引用元https://www.sbisec.co.jp/ETGate/
全体として同業界内ではPBRとPERは、比較的割安と考えられ、営業利益増で、ROEとROAが上がっています。
PBR,PERについては↓
DOEは↓
来期の業績予想は、売上高約1380億円(6.3%)、営業利益約70億円(10%)で、値引き抑制や都心部の実店舗が順調、人件費が増えてますが、経費の効率化などで、営業利益が順調に伸びています。
信用取引残の貸借倍率11.06倍、回転日数3.6日で株価上昇する事を予想する投資家が、比較的に多いと考えられ、値動きが少し落ち着いていると考えます。
これは個人的な考えですが、毎年2月になるとチャート上で、株価が下がっており、3月に上がっている傾向があるように思います、必ずといえませんが、購入ポイントといえますが、最終的には個人の判断でお願いします。
NISA銘柄として配当利回りの良さに加えて株主優待のお得感だけでもメリットで、2年連続の高い収益から社会情勢悪化や不祥事がない限りは、株価上昇も期待できます。
そしてこの数年間で最安値に近い株価なので、好業績でもあるので,今は割安とも言えます。
デメリットは、アパレル業界は、競合他社が多く、先の流行を熟知し、商品に変えていく事は、決して簡単ではなく、取り残されると業績悪化もありうる業界です。
特にファーストリテイリングのような、低価格でデザイン性もあり、時価総額からもとても大きい会社といえ、動向次第で、ユナイテッドアローズにとって不利益な事も起こる可能性は高く、リスクといえます。
しかし、独自性の高い事から厳しい世界ですが、うまく乗り越えてくれると私は考えます。
株価購入は、この記事を参考にしていただいてもよいですが、最終的には、個人の判断になります。
動向を探りながらの購入や1株ずつ購入のドルコスト平均法のような、株価変動リスク低減での方法をおすすめします。
詳しくは下の記事で↓
この記事はbradの質問を参考に作成しました。
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引用元:ユナイテッドアローズ
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