キャノン(Canon)株式会社:NISA銘柄として注目される優良企業

キャノン(Canon)株式会社(7751)は、光学技術を基盤に、カメラ、プリンター、医療機器など多角的な事業を展開する、世界的な精密機器メーカーです。

幅広い分野でポートフォリオ分散に長けており、どの分野も好業績で、材料や農業などの新規事業に取り組んでいる事、グローバル事業のさらなる拡大、そして連続増配で、長期成長配当株として優良株ですが、競争激化や開発や技術の衰退が、株価に大きく影響するリスクのある銘柄といえます。

この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

会社概要

キヤノン株式会社

  • 設立:1937年8月10日
  • 本社:東京都大田区
  • 従業員数:約169151 人
  • 連結子会社:330社
  • 代表者:御手洗冨士夫(代表取締役会長兼社長)
  • 事業内容:
    • カメラ・レンズ・映像機器

IXYシリーズ、SXシリーズ,EOSシリーズなど人気の高い商品を揃えている。

デジカメ・ビデオカメラ業界国内売上ランキング3位となっており、一位はSONY、2位がパナソニックです。

引用元:バフェットコード(デジカメ・ビデオカメラ業界 売上高ランキング)

  • プリンター・複合機

PIXUSシリーズはコスパに優れた商品となってます。

プリンター・複合機国内売上ランキング1位を誇っています。

引用元:バフェットコード(複合機・プリンター業界 売上高ランキング)

  • 医療機器

CT、MRI、エコーなど長年培った技術とM&Aなどを活かして更なる開発に取り組んでいるようです。

医療機器国内売上ランキング3位となっており、1位は日立製作所です。

引用元:バフェットコード(医療機器業界 売上高ランキング)

  • 産業機器

Canonの光学技術や画像処理技術を活かした製品を展開,半導体装置や測定機器など幅広い産業分野のニーズに応える製品に取り組んでいます。

半導体製造装置・シリコンウエハ業界 売上高ランキング1位を誇っています。

強みと課題

強み

  • 光学技術
  • 精密機械技術
  • 電子技術
  • ソフトウェア技術

半導体テラヘルツ光源(小型高出力半導体光源)の開発、SPADセンサーは世界最高峰、半導体露光装置で培った技術を活かし,ナノインプリントリソグラフィの量産化に取り組むなど最先端を切り拓く技術力を持っている。半導体テラヘルツ光源小型高出力半導体光源の開発、SPADセンサーは世界最高峰、半導体露光装置で培った技術を活かし,ナノインプリントリソグラフィの量産化に取り組むなど最先端を切り拓く技術力を持っている。

世界シェア一位が、オフィス複合機(20%)、レーザープリンター(37%)、レンズ交換カメラ(49%)、FPD露光装置(65%)と多数あります。

そしてペロブスカイト太陽電池事業として耐用年数を2倍の20〜30年に延ばせる素材を開発し、2025年量産予定となっています。

ペロブスカイト太陽電池についてはこちら

引用元:日本経済新聞


課題

  • デジタル化への対応

業務のペーパーレスや人事労務データなどはITツールの選定し、最適なツールと効率化に努めています。

  • 新規事業の創出

これまでの技術を活用し,ライフサイエンスや材料事業、ソリューション事業化の強化,宇宙産業、農業などの創出しています。

  • 環境問題への対応

エコテクノパークを開設、使用済みのオフィス向けの複合機を回収し、新品同様にまだ高めたリサイクル活動を行っている。

株価指標

2024年8月15日

  • 株価:4673円(7751)
  • PER:13.46倍
  • PBR:1.27倍
  • 時価総額:約6.24兆円
  • 発行株数:約13.3億株
  • ROA:5.03%
  • ROE:8.18%
  • 売上高(前期比):約4.18兆円(3.7%) 来期予想:約4.32兆円
  • 営業利益(前期比):約3753億円(6.2%)来期予想:約4233億円
  • 配当利回り:3.21% 配当性向:53.0% DOE:約4.33%

5年間チャートです。

引用元:SBI証券https://site1.sbisec.co.jp/ETGat

同業界と比べてPER,PBR,ROA,ROEともに標準から割安で、DOEも高いといえます。

PBR,PERについては↓

DOEは↓

半導体露光装置が大幅伸長、カメラや医療機器も好調で、北米中心にグローバル拡大、複合機の採算改善で業績は良く、貸借倍率は4.07倍で回転日数は7.3日となっており、株価上昇を予想する投資家も比較的多く、値動きの幅は少しありそうで、増配もしているので、ここ数年で右肩上がりとなっています。

また、25年1月までに3300万株(1000億円上限に)取得する予定です。(自社株買いです。)


NISA銘柄のメリットは、幅広い分野で好調で、コロナ渦もあり、減配してましたが、2020年から連続増配しており、グローバル事業のさらなる拡大と材料や農業などの新規事業も期待できるので、長期成長配当株といえます、かなりの優良株と思います。

デメリットとしては、競合他社との競争激化による業績低下のリスクがあり、幅広い分野ですが、パナソニック、ソニー、日立製作所、富士フィルムなど大企業が多く、競争は激しいと思います。

長期成長配当株ですが、競合他社との競争激化や開発や技術の遅れが、大きく株価を下落させる可能性を秘めていますが、社会情勢悪化や不祥事がない限りは、競争にも勝ち残っていく可能性が高いといえます。

長期保有に向いているとは言え,ご自身で損切りラインを決めておいた方が良いでしょう。

株価購入を考えてる方は、個人の判断でお願いしますが、今年は動向を探りつつ、購入の機会を伺うか、ドルコスト平均法の購入方法で少しずつの購入が良いと思います。

詳しくは下の記事で↓

この記事はbradの質問を参考に作成しました。

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引用元:キャノン

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