今期増配で、株価は30万未満で単位株を購入できる銘柄なので、長期配当株としてはよい銘柄と思いますが、競合他社との競争激化に後退する可能性もないとはいえません。
この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットし、投資初心者などに読んでもらって知識を深めていただきたいと思ってます。
上級者やもっと詳しく調べたい方は,この記事とほかのWEBも読んでいただくことをおすすめします。
三菱電機株式会社
会社概要
- 設立:1921年
- 本社:東京都千代田区
- 代表者:漆間 啓(代表取締役社長)
- 従業員数:約144,000人
- 事業内容:インフラ部門、インダストリーモビリティ部門、ライフ部門、ビジネスプラットフォーム部門
三菱電機の強みと課題
強み
- 幅広い事業領域:
三菱電機は、インフラ部門、インダストリーモビリティ部門、ライフ部門、ビジネスプラットフォーム部門など、幅広い事業領域を展開しています。 - 高い技術力:
三菱電機は、電機機器や情報通信機器などの分野で高い技術力を持っています。
インフラ部門の防衛宇宙システム事業では、政府の防衛力強化を掲げている中,防衛装備品の開発や体制強化のために約200億円を投資して官民一体となって取り組んでおり、国からの信頼があり,高い技術を持っていると考えられる。
- グローバル展開:
三菱電機は、世界各国に拠点があり、グローバルに事業を展開しています。
中国に2022年に中国共創センターを開設やインドにルームエアコンなどの空調機器の工場を建設,北米、中南米、ヨーロッパなどにも開発,生産,販売施設を持っており,運営してます。
課題
- 競争激化:
三菱電機が事業を展開する分野は、いずれも競争が激しい市場です。 - 技術革新の加速:
技術革新の速度が加速しており、常に新しい技術を開発していく必要があります。 - 人材不足:
高齢化や人口減少により、人材不足が深刻化しています。
競合他社
- パナソニック
パナソニックは、家電、半導体など電子機器メーカーとして世界に知られている高い技術力を誇る企業で、三菱電機の事業のほとんどで、競合といえ、パナソニックの急激な成長は脅威といえます。
- ダイキン
空調分野のグローバル事業では、特にインドなどの東南アジアでは、ダイキンは成功を収めているといえ、三菱電機は後れをとっている印象です。
日本で誇る総合電機メーカーで、売り高は総合電機メーカーで国内1位であり、さらなる成長は、三菱電機にとっては脅威といえます。
これらの競合他社に対抗していくためにも、各事業の拡大と成長が、不可欠で、防衛事業はほかの総合電機メーカーより強みがあり、宇宙部門の成長も強みとなっていくと考えます。
不祥事などがなく、強みの事業の遅れがない限り、成長していく企業と考えます。
三菱電機は、日本の電機業界を代表する企業であり、今後もその存在感は増していくと考えられます。
参考情報
- 三菱電機公式サイト: https://www.mitsubishielectric.co.jp/
三菱電機の株価指標(株価、PER,PBRなど)と新NISA銘柄としての評価
2024年8月27日現在の三菱電機の株価指標
- 株価:2294.5円(6503)
- PER:15.22倍
- PBR:1.28倍
- 時価総額:約4.8兆円
- 発行株数:約21億株
- 売上高(前期比):約5.2兆円(5.1%)
- 営業利益(前期比):約3285億円(25.2%)
- ROA:4.85%
- ROE:8.17%
- 配当利回り:2.18%
SBI証券を参考に作成しました。
5年間チャートです。
引用元https://www.sbisec.co.jp/ETGate/
全体として割安で利回りも良いですが,原油価格の変動や脱炭素化の動きなどのリスクがあるので、中長期だと少し不安があると私は考えます。
また、来期の業績予想は、売上高約5.3兆円(0.8%)、営業利益約4000億円(21.8%)で業績は上がっており、自動車機器やインフラ関連が好調、空調とFA(ファクトリーオートメーション)が低迷から少し回復傾向もあり、最高益は続いているようです。
信用取引残の貸借倍率12.34倍、回転日数21.6日で株価上昇する事を予想する投資家が、比較的に多いと考えられ、値動きがあると思われます。
業績が良いため、今回は増配となり、信用残の指標からも値動きは落ち着いているようなので、長期配当株としておすすめです。
リスクとしては、競合他社であるパナソニックやダイキンなどの成長により日本及び海外事業の利益減が考えられます。
防衛事業の拡大で、官民連携で三菱電機はさらなる成長を考えますが、他部門の競合他社の成長は、三菱電機にとっては大きい痛手になる可能性があり、このあたりの動向を注目していく必要はありそうです。
PBR,PER,ROE,ROAについては↓
株価購入は、この記事を参考にしていただいてもよいですが、最終的には、個人の判断になります。
動向を探りながらの購入や1株ずつ購入のドルコスト平均法のような、株価変動リスク低減での方法をおすすめします。
詳しくは下の記事で↓
この記事はbradの質問を参考に作成しました。
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引用元:三菱電機