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豊田通商の将来性: 高配当利回りと成長性を兼ね備えた優良銘柄?

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この記事は,私が勉強のために調べた事や今までの知識をアウトプットした内容です。

投資を始めたい方や少額投資を考えてる方などに適した内容で書いているつもりです。

上級者やもっと詳しく知りたい方は、この記事以外も参考にしてください。

豊田通商(8015)は、トヨタグループとの強い関係、グローバルな事業展開、幅広い事業ポートフォリオを活かし、自動車、食料、エネルギー、化学、環境、情報・通信、金融など様々な分野で社会貢献を目指す総合商社です。

今期と来期の業績が良く、自己株取得や増配の株主還元もしている事からこれからの株価上昇も期待できる銘柄ですが、トヨタ自動車の事業後退が、豊田通商にも関わってくると思われ、競争激化によるリスクだけでなく、トヨタ自動車の動向も注視しないといけない銘柄といえます。

会社概要

会社概要

  • 会社名: 豊田通商株式会社
  • 設立: 1948年7月1日
  • 代表取締役社長: 貸谷 伊知郎
  • 本社(本店): 名古屋市中村区名駅四丁目9番8号
  • 従業員数: 単体3315名 連結66944名

主な事業

  • 金属本部:鋼系、非鉄金属系、貴金属系、その他の金属系と使用済み自動車など

循環型社会、グリーンエネルギー、革新的技術の活用を推進し,人財・組織開発やDXの取り組みも進めています。

  • グローバル部品・ロジスティックス本部:自動車用構成部品、物流事業、タイヤ組付事業など

「つくる」「はこぶ」「つなぐ」を変えるため、先端技術•新素材の発掘や新機能開発に注力し,環境ソリューションも含めたネットワーク拡大を図っています。

  • 自動車本部(モビリティ):車から二輪車やトラック・バス、車両部品、販売周辺事業など

アジアや中南米など新興国中心にグローバルな事業をトヨタグループを中心に展開しています。

トヨタ自動車は、豊田通商の約21%の株を有し、筆頭株主となっています。

  • 機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部:自動車産業中心の製造・物流、建設機械など、再生可能エネルギー事業、天然ガスや石油などのインフラ事業

機械や設備の一貫したサポート機能を提供し、再生可能エネルギーに求められている安定化や低コスト化できる事業を目指しています。

  • 化学品•エレクトロニクス本部:自動車部品、半導体,ネットワークなど情報通信事業、パソコン、ゴムや合成樹脂などの化学品

電池開発支援事業のバリューチェーン構築事業、バイオマスプラスチックやボトルtoボトル・CartoCarなどの化学品事業、情報通信やデバイス関係などの新価値提供や社会持続性達成の事業展開しています。

  • 食料・生活産業本部:食料品、医療、衣服、保険、証券仲介など

フードロスの削減に力を入れ,繊維分野の総合サプライヤーとしての機能、穀物、国内トップクラスの保険代理店事業を強みとし、医療において国内の課題解決強化やインドにおいて日本の医療を提供する事業を展開しています。

2024年5月3日に岸田首相のブラジル訪問の際に覚書を発表し、ブラジルとの穀物輸出ターミナルの能力増強支援が記されていました。

この事によりさらなる穀物事業拡大が期待できると思われます。

  • アフリカ:アフリカにおける事業

南アフリカでの自動車事業を進め、医薬品のバリューチェーン構築実現やインフラ事業拡大など100年に渡り,ネットワークを築いています。

強みと課題

強み

  • トヨタグループとの強い関係: 豊田通商は、トヨタ自動車グループの主要取引先であり、車両部品や生産設備などの輸出入事業を中心に幅広い事業で連携を深めています。
  • グローバルな事業展開: 豊田通商は、世界約130カ国・地域に拠点を持つグローバル企業であり、多様な市場や顧客ニーズに対応することができます。

2022年期地域別収益

日本27.8% 北米13.2% 欧州7% 中国12.1% アジア/オセアニア20.8% アフリカ13% その他6.1%となっています。

  • 幅広い事業ポートフォリオ: 豊田通商は、自動車、食料、エネルギー、化学、環境、情報・通信、金融など、幅広い事業を展開しており、景気変動などのリスクを分散することができます。

2022年セグメント別利益率

金属約26% グローバルロジスティックス約12% 自動車約16% 機械エネルギープラントプロジェクト約11% 化学品エレクトロニクス約16% 食料生活産業約3% アフリカ約12%

ポートフォリオバランスが高い経営となっていると思われます。

  • 高い財務力: 豊田通商は、高い財務力と安定した収益基盤を有しており、積極的に投資を行うことができます。
  • 人材力: 豊田通商は、世界各地で活躍できる多様な人材を擁しており、語学研修や若手海外派遣などグローバルに活躍できる人材を有しています。

課題

  • デジタル化への対応: デジタル技術の進展に伴い、事業環境が大きく変化しており、迅速な対応が求められており、各営業部でDX戦略の強化に努めています。
  • 新たな成長分野の創出: 既存事業の枠を超えた新たな成長分野の創出が求められており、MaaS(移動の検索、予約、決済を一括するサービス)やCASE事業の取り組み加速、再生可能エネルギー事業の推進、アフリカ社会の課題貢献などに取り組んでいます。
  • 人材育成: グローバルに活躍できる人材の育成が課題となっており、育成だけでなく、健康や人権尊重な取り組み強化をしています。
  • ESG経営の推進: 環境・社会・ガバナンスの観点から経営活動を評価し、持続的な成長を目指しており、豊かな社会づくりを目指し、サスティナビリティ重要課題に取り組んでいます。
  • 地政学的リスク: 政治情勢や経済情勢の変化によるリスクに対応する必要があり、これをチャンスと捉え、新しい分野へのチャレンジを推し進めています。

株価指標

2024年5月5日

  • 株価:10025円(8015) 
  • PER:10.08倍
  • PBR:1.43倍
  • 時価総額:約3.5兆円
  • 発行株数:約3.5億株
  • ROA:15.13%
  • ROE:4.93%
  • 売上高(前期比):約10.1兆円(3.5%)来期予想:約10.8兆円
  • 営業利益(前期比):約4415億円(13.6%)来期予想:約4823億円
  • 配当利回り:2.99% 配当性向:29.7%(24/3)DOE:4.45%

5年間チャートです。

同業界では、PER,PBR,ROA,ROEともに高いといえます、DOEは、標準より少し高いといえます。

今後、好業績や増配などの株主還元から多少の上下はあるものの株価上昇も考えられます。

PBR,PERについては↓

DOEは↓

貸借倍率:13.34倍 回転日数:10.2日となっており、株価上昇を予想する投資家が多く、業績も良さそうなので、値動きの上下がありますが、株価は上昇しそうです。

金属事業は失速していますが、ほかの事業は比較的良く、自動車事業とアフリカ事業は円安もあり、良好といえ、来期に金属や電力が回復傾向予想で、労務費がかかるが、最高純益の可能性を秘めています。


NISA銘柄のメリットは、自己株取得もありますが、増配が大きいです。(年間配当1株160円→1株202円)

業績が良く、ブラジルとの穀物関係のさらなる強化によりグローバル事業がさらに拡大し、これからの成長性も期待できるので、長期保有での配当金と株価上昇による差益も期待できそうです。

引用元:豊田通商の株価情報

デメリットは、商社の競争激化と自動車事業の後退がリスクといえ、金属事業の中に自動車事業が関わる事が多い事からトヨタ自動車の業績後退が、豊田通商にも影響が大きいという事が言えます。

豊田通商は、業界4位となっており、一位は三菱商事です。

2位の伊藤忠商事と3位の三井物産との差が大きいですが、1位の三菱商事と3位の三井物産が業績が落ちている中、業績が上がっている事からこれからの株価の動きに注視したいです。

引用元:バフェットコード

まとめると安定収益と増配そして好業績というメリットはあり、将来性も期待できる一方、トヨタ自動車の後退が大きいリスクとなり、自社の不祥事だけでなく、トヨタ自動車の不祥事もリスクといえます。

これらのリスクを踏まえて購入を検討してみても良いかもしれません。

また、個人の判断になりますが、動向を探りながらの購入や1株ずつ購入のドルコスト平均法のような、株価変動リスク低減での方法をおすすめします。

詳しくは下の記事で↓

ほかの株式分割した銘柄↓

引用元:豊田通商

この記事はbradの質問を参考に作成しました。

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